直線と曲線の組み合わせ、
どこかドライな質感の中に
嫌味のないタイルの艶感。

とてもよいバランスで作られた
健康的で清潔感のあるこの内装は
多くの人に気に入っていただけると思います。

このアールのあるタイル壁は、
1LDKのお部屋の真ん中に位置する
キッチンをまるっと覆うもので、

おかげで割とどこからでも目に入りやすく
アクセントウォールの役割も果たしています。

向かい合う左官仕上げの壁と
タイル仕上げの壁の
マチエールの対比にもグッときます。

また、この壁の存在感、インパクトが
最も発揮されているのがおそらく玄関土間。

丁寧にタイルで覆われた壁は、
余裕を持って作られた玄関土間や
下足用の棚の収納力などとも相まって、
来訪者に対し
お家全体へのポジティブなイメージとして
インパクトを与えるでしょう。

このアールのついたタイル壁の
中におさまるキッチンエリアも素敵で
食洗機付き造作システムキッチンが
L字型に配されて
使いやすいスペースになっています。

そう、この物件のよさは
デザインされた美しさだけにとどまらず、
その考えられた機能性にも、
そもそも建物が持つポテンシャルにもあるのです。

そんな三つの切り口を念頭に置いて
物件を見ていってほしいのですが、
まずは改めて間取り図をご覧ください。

角部屋の三面採光を活かした
お部屋のレイアウト。

玄関から奥まった場所に寝室があるのは
プライバシーの観点からも
都合がよいですよね。

そして
寝室にはそこまで大きな窓は必要なく、
適度なサイズの窓には柵もあるので、
安心感が高い寝室が、このデザイン。

ぐるりとシナ合板を貼った少し独特な
サラリとした質感と温かさのあるつくり。

季節ごとに床に敷くラグをかえて
気分もかえて過ごすのがよさそう。

あとほら、
間取り図だけだと気づきにくい
LDKの開口の多さ。

よく見ると３つも窓があるんですよ。
明るく風通しのいいLDKを狙って
リノベーションの際に
デザインされたのでしょう。

LDKからの視界を遮る建物がないからこそ、
この間取り、この開口がよりうれしい。

それだけでなく
もうすでにお気づきの通り、この物件には
55㎡というとても広いルーフバルコニーが！

うれしいがすぎる。

陽の落ちた夕暮れ時から、
夕涼みにオープンエアの
リビングダイニングとして
いかがでしょう？

ルーフバルコニー側からも
この景色ですからね。

最高がすぎる。


それからご紹介が遅くなりましたが、
水回りもよきですよ？
お風呂の機能性ももちろん抜かりなく、
十分な広さもあって窓もある。

洗面台の
大きく使い勝手のいい丸ガラスに
蛇口にノブのかわいさと、
掃除のしやすさも考えられているだろうし
いろいろと置いて絵になりそうな
シンプルにまとめられた洗面台。

すごく細かいところかもしれませんが、
照明が真上じゃなく、斜め上なのもうれしい。
影のでき方を考えると、きっとうれしい。

というお部屋が入っている
このマンション自体がまたよくてですね…。


そもそもの話、
この躯体というか外観も素敵なんですが

少しレトロなデザインが今こそ刺さるし、
外壁塗装を含め大規模修繕済みで

元のよさをよく理解した上で
修繕がなされていて、
元来のよさをマシマシにしている。

このアーチとタイルなんかは
マンション然としたデザインとして
個人的にドストライクだし、
今回の物件の内観ともうまくリンクしている。

すみからすみまで言うことなし。

土台となるマンションもいいし、
マンションデザイン、躯体も加味して
トータルで考えられていて
ほんと言うことなし。

とどめに
マンションのお隣には公園。

ある意味でここが
庭がわりに使えるわけですよね。

もうほんとスキがなさすぎ。
欲しいがほぼ全部がここにある。

でね、
この内容、このデザインでこのお値段。
お得感しかなくないですか？？
ちょっとびっくりしたくらい。

しかしねぇ、最近ほんと名古屋とその近辺の
マンションのバリエーションと質の高さと
お得さ加減なんかに驚かされてばかり。
すごいな、名古屋。