昭和の文豪が住んでいそうな なんてご立派な門構え。

料亭か、名家のお屋敷かしら… と思いきや、シェアオフィスなんです！

 場所は東京世田谷の閑静な住宅街。

元は、P.ドラッカーを 日本に初めて紹介した 経営学者・野田一夫さんの ご自宅だったそう。

木々が作る心地よい木陰に包まれた 玄関の佇まいもとっても素敵。

玄関扉の上品な木板も美しい…

１階はキッチンやラウンジ、 サロンといった共有部があります。

この共有部は 入居者以外も利用可能。

撮影やワークショップなどに 使用されているそう。

こちらはサロン。 窓の向こう一面に 広がる鬱蒼とした庭！

滴るように鮮烈な緑が 室内に反射します。

 写真を見ているだけでも 思わず深呼吸してしまう。

庭には池もあり、 四季折々の風景に包まれながら 過ごせます。

こちらはラウンジ。 オフィスというより、 名士のお宅にお邪魔しているかのような ふわふわした気持ちになる。

どこにいても庭が 見える造りになっていてるため、 １日の時の流れを自然と感じられます。

太陽の射し方、鳥の声、緑や土のにおい。 理想の過ごし方だなあ。

このような環境のオフィス、 東京ではなかなか 見受けられないと思います。

名旅館に来たかのような 天井に見惚れつつ。 竿縁がまた渋い…！

１階の角にある部屋が 今回の募集区画です。 木の床板が心地良さそう。

14㎡ほどの広さ。 二面採光で障子越しに やわらかな太陽光が入ります。

２階はプライベートオフィスが６部屋、 キャレルと呼ばれるシェアオフィス スペースが12区画あります。

ここで暮らしていた野田先生は70年代に 若手起業家が集うクラブ形式のサロン 『FORUM』を始めました。 若かりし孫正義氏も 出入りしていたそう。

“かつての『FORUM』を現代に受け継ぎ、 新たな『FORUM』をやってみたい” そんな想いで生み出されたのが このシェアオフィスです。

五感が研ぎ澄まされそうな 大人の隠れ家に集う人々。 そんな場だからこそ生まれる カルチャーがありそうです。

文・戸田江美

1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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