昔ながらの平屋には、夏が似合う。
そんなことを改めて思った、このおうち。
強い日差しに
蝉の鳴き声が鳴り響く日でも
窓から吹き抜けていく風が、
心地良さそうで。
ごろーんと大の字で寝転がりたい。

古いながらもなんだか品が漂うのですよ。
玄関前のタイル貼りや、
ベージュの壁に窓の色形から
滲み出るかわいさ…。

意外と部屋数があるのにもびっくり、
なかなかに広い平屋ですね。

玄関入ると、和室との間に
こんな室内窓があるんです。
いまどきのお家にも時々見かける室内窓、
あるとなんだかうれしくて
どれもときめいてしまうんですが
レトロな型板ガラスの引き戸タイプなんて
お初にお目にかかります！
かわいい！

和室側から、左手に見えるのがそれ。
子どもだったら、
お店やさんごっことかしちゃうだろうな〜。
無駄に開け閉めして
「ただいま！」「おかえり！」とかも
やっちゃうだろうな〜。
廊下はパタパタ走ってしまうだろうし

夏は、ここに足を放り出して
スイカやアイスに
シャクシャクかぶりつきたいし
花火をしたい。
なぜか、自分の中の子ども心が
むくむくと元気になる、古い平屋。
日本人のDNAでしょうか？？

このトタンの屋根を白い木なんかにしたら
一層良い雰囲気になりませんか？
土間部分に縁台を作ってもいいし
ウッドデッキを作って、和室から続く
アウトドアリビングみたいにしても楽しそう。

和室の畳は、新しいものに変えるか、
思い切って板の間に変えたら
また違ったすごく素敵な空間になる気配が
プンプンしませんか。
憧れの無垢フローリングとか、いいな。

奥には和室とはまた全く違う趣の
大きな洋室がありまして
こちらはどうやら増築された部分のよう。
収納も多くて、かくれんぼしがいがある…
（あっ…）

ちょっと懐かしさを感じる、
板の壁がいいですね。
掃き出し窓の向こうはもりもりの緑。
庭があるのも嬉しいなぁ。

赤い線の内側が庭です。
今は草が元気に育っていますが
手入れをすれば、それはそれは
素敵なお庭、家庭菜園などに
なるのではないでしょうか。
朝起きて、カーテンをシャッと開け
おひさまの光を浴びる。
庭へ出て、野菜の成長を確認する。
そんな生活、憧れます…。

四帖半の洋室は
板張りの床に大きな窓、と
居心地も風通しも良さそうだし
仕事部屋、子ども部屋、寝室…etc
使い勝手も良さそうです。

今風に言うと「L字型キッチン」ですが
お台所、と呼びたいこちら。
広々していて、窓が二面ある！
明るくてうれしいな。
作業するスペースが広いから
採った野菜をわんさか置いたり
何人かで一緒に食事支度したり。

水回りは、
カラフルな玉石タイルが敷き詰められた床や
ピンクのタイル、木枠の窓など
懐かしい雰囲気そのまま。
使い勝手が気になるなら
自分好みにリノベするのも手です。

あ、石に混じって葉っぱの形！
小さな遊び心、グッときちゃう。
正直、新築に比べたら
気密性だとか断熱性だとか
使い勝手は劣るかもしれません。

けれど、それを上回る魅力や味わいが
古い家にはあると思うんです。

そこかしこに残るチャーミングさ、

使い込まれたからこそ感じる、
温かみや肌にスッと馴染む空気。
小田原が近く、
程よく田舎でのんびりした町並み、
スーパーやコンビニも近いので
買い物にも困らない環境です。

子どもと暮らす、
夫婦水いらずで暮らす、
気の合う仲間やパートナーと暮らす…
どんな風景もしっくりくる懐の深さ。
そして、ちょっと手を加えたら
ますます光るだろうなぁという
ポテンシャルを秘めた平屋。
こういうの好き好き！っていう人は
多いと思うんですよね。
そんな人と、出会えたら、
きっとこのおうちも幸せだろうな。