床にぺたっと座りたくなるような、無垢の床。 優しいお日様の光に当たったら ほんわか温かいんだろうな。

ナチュラルで可愛いお部屋と レトロな外観とのギャップにも キュンとします。 アール加工のベランダ、素敵！

「ただいま」と入って、この景色。 ほっこり木の温もりにブルー塗装の壁。 ほんのり視界をぼかす 木のルーバーがおしゃれです。

1階はLDKと水回り。 2階は広めの洋室を2つ。 ゆったりとした作りのテラスハウスです。

元々は和室とキッチンがあったという1階は 思い切ってひと続きのLDKに。 両側にある大きな窓から 光と風がすーっと抜けていきます。

大黒柱、というよりも シンボルウッドって呼んだほうが お似合いかもしれない、木の柱。 家族の日常を優しく見守ってくれるのでしょう。

表情豊かなアカシア材の床に、 レンガ調の白いクロス。 それに、売り主さんが こだわったという輸入もののドア。 白い扉に、真鍮の取っ手が 主役級に可愛い存在！

キッチンは有孔ボード仕上げです。 つまり、貼ったり掛けたり アレンジは自由自在ってこと。

子どものお絵描きをピンで飾ったり ドライフラワーを吊るしたり フックをつけてキッチンツールをさげてみたり。

毎日少しずつ針を入れた刺し子の布巾や わらの鍋敷き… 見ているだけでじんわり幸せになるものを 取り入れて。

掃き出し窓のあるキッチンって 明るくて気分が上がる！ 外から育てたハーブを採って料理をする… なんてこともできるかな。

1階にはサニタリーが 1ヶ所にまとまっています。

木の造作棚つきの洗濯機スペースに

ブルーに包まれた 夜空のような洗面スペース！ あぁ、なんて可愛らしい！

ぽわんと灯るライトがお月様のようで 身支度のときも ほっと安らぐ時間になるのでしょう。 白い棚に何を飾ろうって 考えるのも楽しそう！

ブルーの壁に、真鍮のフックって 相性ばっちり。 コットンのバッグに小物を収納したり タオルを掛けたり使い方もさまざま。

ピスタチオみたいな淡いグリーンのクロスに タイル調の床。 トイレには遊び心をぎゅぎゅっと。

お風呂はガラッと雰囲気が変わって 桜のようなピンク色！ 窓があるから換気もしっかりできちゃいます。

さて、お次は洋室のある2階へ。

こちらは7.5帖の南側の洋室です。 バルコニーに面しているから 陽の光がたっぷり入ってきます。

古材調の床材や輸入したという白い扉が シャビーナチュラルな雰囲気を醸しています。

セカンドリビングとして使うなら ここに椅子を置いて のんびり本を読みたいな。 風が吹いて、カーテンが揺れて 本をめくる音がする…。 そんな心安らぐ時間が過ごせそう。

もう1つの約6帖のお部屋は 深みのある大人の空間です。 市松デザインのフローリングは 元々あったものを残したそう。 壁は明るいピスタチオグリーンに ペイントしたのだそう。

収納はこちらのクローゼットと

こちらにも。

扉を閉じたらこんな感じ。 白の扉が明るいアクセントになっています。

そうそう、こちらのおうち リビングの前に専用庭があるんです。 家庭菜園を楽しんだり 庭いじりをしたり 子どものビニールプールを出したり… プライベートなアウトドア時間を 満喫できますよ。 それに、駐車場に変更可能だそう。

アカシア材の素材に包まれるリビングに さまざまなテイストを味わえる色使い。 ほんわか温かくて、心地いい。 レトロで可愛いおうちで ゆったりと暮らしてみたいな。

文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。