例えば、同じ地域でも 間取りと家賃だけで 絞っていたらこのお部屋には 出会えないかもしれません。

まずは外観から。 おお尖っていますね。 旗竿地(はたざおち) 特有の細長い通路が 植栽とウッディなポストで 魅力的なアプローチに。

おや、 一階に扉がたくさんある。 これはいわゆる "重層長屋"という形式です。

実は旗竿地は、 共用部のある集合住宅は 建てられないのです。 なので、 二階の住民も 一階の扉から 室内の階段を登って、 お部屋にアプローチするという。

加えて外の通路は 2m以上の幅を確保しなければ なりません。 なのでこの尖った形も、 敷地形状いっぱいの面積を 確保するための、必然的な 形というわけ！

こうやってルールによって 形が作られていくのも 紐解くと面白いですよね。

今回のお部屋は 一階にあるワンルーム。 8.7帖と一人暮らしにしては 少しゆったりめでしょうか。

お部屋のはすっきりと こなれたインテリアに。 明るい色のフローリング、 いいですよね。

玄関から見て 奥の方に光が落ちています。 どうやら吹き抜けているようで… 心地よい自然光に包まれて 昼間は照明はいりませんね。

浴室は大胆にカーテンで 仕切ります。 コンパクトでも やはりかっこいいな。

重層長屋という形式、 面白いですよね。 掲載元のSMI:REさんには 他にもたくさん楽しい お部屋が見られるので、 ぜひそちらも覗いてみてくださいね。

文・つづきもとふみ 街を歩きながら生活を想像するのが好きです。建築設計事務所と観葉植物屋を営んでいます。@mid_ry_info