マットブラックの外壁が 存在感をより濃くしている、 Y字路にたたずむ家。 あの鋭角なところは どうなっているんだろうと、 こういうおうちを見るたびに いつも謎だったんだけど、 中をのぞくとワクワクする、 素敵な内装が待っていました。

シャッターを開けると 1階は約4坪ほどの土間空間。 バイクも置けるし、 壁にはロードバイクも かけられるようになっています。

むき出しの木の天井に ライティングレールは 間違いなしのかっこよさ。

おお！あのとんがり部分は トイレだったんですね！ シンプルなステンレスの手洗いも クールでよきよき。

木材に囲まれた洗浄便座付トイレ。 ちょうどよいサイズで 落ち着きのあるスペースになっていました。

スケルトンの階段をあがると 白い壁に木の高天井が気持ちがいい、 ほど良い広さのフローリングのお部屋。

ミニキッチンもついてます。 ワークトップも木材なんですね。

そして、こちらにはワクワクがもうひとつ。 みんな大好き、ロフトもあるんです。

このロフトが案外広くて居心地よさそう。 荷物を置くだけじゃ もったいない気がします…。

お風呂がないので 住むには向いてないかもですが、 調べてみると、少し歩くけど徒歩圏内に 銭湯はあるようです。 事務所やアトリエとしてもおすすめです。

愛車の整備やものづくり工房など 土間ならではの活用を 考えるだけでもワクワクする。 路面に面していて、入口も広いから 手作り雑貨の1dayショップとかも楽しそう。

遅くなりましたが、間取り図を確認。 うんうん、 これは見事なとんがりの、 素敵でかっこいいY字路ハウス。

Y字路には 不思議な魅力があると思うんです。 あの著名な画家の横尾忠則氏も Y字路をモチーフに 何枚も描かれていたりするくらい…。

そうそう、横尾忠則現代美術館には ここから歩いて行ける距離なんですよ。

これは、 おもしろいことが始まりそうな予感を 感じられずにはいられない、 魅力満載のY字路ハウスだ！！

文・葱山紫蘇子 劇団維新派→色々→介護業を経験。漫画と建物と書き出し小説が好きな4人の子を持つ大阪のシングルマザー。 @sisokoex