物件ファンを日頃から お読みいただいている方なら、 あら！と反応してくださるかも。 京都の魅力的な物件を 数多く掲載している 八清（はちせ）さんから、 モダンな戸建てのご紹介です。

場所は京都市上京区。 「二条駅」と「二条城前駅」の どちらの駅からも徒歩12分と、 利便性がよさそうな立地です。 外観はスッキリとシンプルで、 ベストポジションにちょんと おりこうに収まっています。

まずは、間取り図からどうぞ。 物件の造りは2階建ての3DK。 和室がふたつに、洋室ひとつ。 1階と2階のどちらにも トイレがあるのがうれしいぞ。

ではでは、玄関から。 玄関を開けると、まずは 約8.4帖のダイニングキッチンが。 階段前の窓のおかげで、 ふわりと明るい印象です。

あららら、キッチンすてき！ ダイニングテーブルを 置くスペースがなくとも、 カウンターがあれば なるほど暮らしには困らない。

家具は付いてこないのですが、 カラーの違うふたつの椅子と カウンターの組み合わせ、 おしゃれで真似したくなりますね。

収納もたっぷりあるし、 背面にチラリと見える棚も 頼りになりそうです。 完成した料理をポンポンと 簡単に並べられるのも、 カウンターキッチンの魅力。

1階にある4.8帖の洋室は、 光をゆるく通す障子と あずき色のクロスがいい感じ！ ナチュラルなフローリングが 障子とよく似合うから不思議だ。 和と洋のどちらも日々の中で 楽しめるのは贅沢ですね。

わぁ、階段はあかりが いい仕事をしています。 木の手すりからは にじむようなやさしい光、 天井にもさりげなくライトが。 下地窓と合わさって、 おだやかな和の雰囲気ですね。

こっくりとした色合いの フローリングや勾配天井も、 空間の質をグッと高めてくれて。 やりますね、このこだわり。

こちらは、約2.5帖の和室です。 2022年3月現在は、まだ居住中。 今暮らしている方は机を置いて スタディスペースにしているのかな。 コンパクトな空間ですが、 床の間やキャビネットを上手に使えば 使いやすい作業場になりそうです。

お向かいの和室とは、 「おーい」と声が通る距離。 会話も無理なくできるかな。

こちらは約5.5帖の和室。 ハッ！今さらですが 天井の梁の存在感がすごいです。 まるで家の守り主のよう。

寝室の一部は、昔の壁を 残してくださったそうで。 歴史を感じる和のしつらえ、 よくぞここまで新しい箇所と 馴染ませてくれました。

和の家もいいけれど、 洋の家も捨てがたい。 どちらも少しずつくださいな！の ワガママな願いを叶えてくれたみたい。

おっと、水回りも忘れずに。 こちらは1階のトイレで…

2階のトイレはこちらです。 どちらも少しくすんだ アクセントカラーがかわいいな。

バスルームには浴槽がないので、 ササッとシャワー派！の方と ぜひ出会っていただきたいところ。 徒歩圏内に銭湯もあるようなので、 たまに大きなお風呂を楽しむのも 暮らしが豊かになりそうです。

和と洋が絶妙に混ざり合った、 京都のモダンな戸建て。 懐かしさが残るお部屋で 新たな歴史を大切に刻むのも、 いい人生だなぁと感じます。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。1991年生まれ。漫画と水遊びとおもちが好きです。主にツイッターにいます。 @kmn_nana