うおお…… 日本昔ばなしのような風景……！

日光の築１００年超の 茅葺き屋根古民家です！

元は養蚕農家だったところを リフォームして、 カフェを営まれていたそう。

なので室内はすぐにでも 使えるほどに整っています。

100年の年月を重ねた 立派な梁や柱たち。

自分の実家とは 比べ物にならないほど立派だけど なぜか「ただいま」と言いたくなる。

囲炉裏の煙で長い年月燻され 独特の色合いになった 風格のある天井。 圧巻です……！ 首が痛くなるほど見上げていたい。

やはり日本家屋は 緩やかな光と影の表情が たまらなく美しく 心地いいですね。

障子越しに入ってくる陽。 こんな柔らかな光で朝を迎えたい。

この古民家、 店舗兼住宅として使われてきたので 住むこともできる環境です。

新しめのお風呂もありますし、

お客さん用と自家用に トイレが２室あるのも便利！

もとは竈門のあった土間を、 厨房にされています。

2槽シンクもあるし、 お蕎麦を茹でていたであろう 広めのコンロも。

広い駐車スペースもあるので、 すぐにでもお店の営業を スタートできちゃいそう。

あまりにも日本昔ばなしなロケーションなので 意外だったのですが、 周辺には生活に便利なお店が色々とあります。

コンビニや郵便局は車で5分。 大型ショッピングセンターや大病院は車で15分。

小・中学校までは徒歩7分ほどで、 めいっぱい遊べる公園や スポーツセンターも周辺にあるそうです。

気になる茅葺き屋根のメンテナンスですが、 2018年に実施したばかりだそうです。 いやはや、どっしりと力強く、 けど繊細で、本当に美しく見事な佇まい。

福島県南会津郡下郷町の屋根職人さん達が 昔から葺き替え、差し継ぎをしてくれているそう。

『昔から当家の勝手を知っていて、 気持よく来て格安に葺いてくれますので、 屋根の修繕については安心できます』 とオーナーさんからのコメント。

このような関係性を 引き継いでいける環境の物件って 貴重ですよね。

いきなり文化財級の物件を所有するって 勝手が分からず戸惑ってしまうけど、 ここなら始められそう。

とはいえ 茅葺き屋根の維持は 本当に大変と聞きます。

残し、活用し、愛で、暮らしていく方法を 考え実践していく方と、 オーナーさんが大事に維持してきた この古民家が、 出会えることを祈っています。

文・戸田江美

1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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