いつまでも眺めていられる風景がある。

それが、窓越しだと
さらに魅力的に思えるのは
窓の力でもあるように思う。
さらには、それが自分だけの景色だという
特別感もあるのかもしれない。
この窓辺からのこの風景は、
そんなことも気付かせてくれた気がする。

もちろん野性味あふれる自然そのものの
美しさがあってこそだけれども。
誰にも邪魔されずに
山と空を眺められる、特等席。
お気に入りのゆったりした椅子に
深く腰掛けて、深呼吸。
じわじわと光が浸透していくような
心が解放していくような。

とにかく、どこを切り取っても
「最高…」という言葉が自然と口から漏れる。

道から、見上げた時のこの雰囲気も
すごくいいなぁと思いました。
緑の中のウォルナット色、
何となく品格のある佇まい。
あの大きなガラス窓も、
ぐるりデッキに囲まれてる様子も、
強く惹かれるものが。

玄関にたどり着くまでには
ちょっとした家庭菜園やBBQでもできそうな
スペースもあって、陽当たり良好。

一歩家の中に入ると
ちょっと和も感じる落ち着いた空気。

廊下の先のドアを開くと

一気に視界が開ける明るいリビング。
陽の入り方も、無垢のフローリングも、
気持ちいい、としか言いようがない！

一段高いところに和室があり、
ほら、ここからも窓の向こうの
緑の豊かさが伺えます。
置かれているダイニングセットの雰囲気が
すごく良くて、なるほど、
こういうミッドセンチュリーな
工芸風の家具なんか、しっくりくるな…と
非常に参考になりますね。

2021年に、中も外も
リフォームされたとのこと、
だからこんなに綺麗なのね。

でも不思議と体に馴染む感じがあるのは
この家自体が持つ力と
経年の味わいのおかげだと思うのです。

優しい色味のキッチンは機能性もバッチリ。
窓がたくさん、明るくて、会話をしながら
晴れやかな気分でお料理できそう。

勝手口があるのとないのだっら、
断然ある方がいい。
溜まりがちなゴミを置いたり、
ベランダお掃除グッズを置いたり。

トイレはシュッと無駄のないタンクレス。
清潔感と温かみがある白い壁。

洗面所のカクカクしたスッキリ感も好き。
小さな瓶に庭の花でも活けたいな。

ゆったりしたお風呂の大きな窓からは
裏庭の木々が！なんてワイルドな景色。

2階に上がっても
陽当たりの良さと解放感は変わらない。

存在感のある赤い扉は

天井まである可動棚付きの収納です。
書庫にしてもいいですね。

そして、あの魅惑の窓辺…！

この窓の外側にぐるりウッドテラス。
あああ、最高…！（2回目）
このウッドデッキから

ガラス戸で繋がるサンルーム。
そしてサンルームから

なんと、和室。
（さっきの赤い収納棚横のドアからも入れます。）
これまた最高すぎやしませんか…！
どう過ごす？
ワークスペース？
仕事なんてしたくないわ、の
ごろ寝読書部屋？
あ！さらには、和室から繋がる

納戸という名の、まるで
屋根裏みたいなスペースもありまして。
この斜め天井具合といい、

緑が見える細長窓といい、
グッときますよね！
荷物部屋にはもったいない。
とにかくこの2階は
お気に入りだらけの場所になりそう。

ミニキッチンがあるのも嬉しいところ。
例えば2階をワークスペースにした時、
お茶を飲むためにお湯を沸かしたり
カップをゆすいだり。

この2年のうちに、
働き方が変わったのをきっかけに
暮らし方も見直して、
都会を離れた友人が、何人かいる。

こんな環境の中で、
静かに暮らすのもいいな…としみじみ思い、
具体的なこれからを夢見てしまう。
人里離れた田舎に大転換、は
少しドキドキするけれど

熱海、という現実的にも
「いけるのでは」と思える、
ちょうど良いロケーション。
山を眺めながら、風にそよがれてたら、
仕事なんてどうでも良くなっちゃいそうなのが
ちと難点ですけどね。