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人生の記憶に残したいノスタルジックな景色

人生の記憶に残したい景色がある。 綺麗な海 満開の桜 そしてこの、ノスタルジックな家屋もそう。

なんと堂々たる門構え。 どっしりとした木の門は さまざまな人を迎えた歴史を感じさせます。
記録から辿っていくと 築100年は経っているそうです。
純和風の古民家かと思いきや 一角には大正ロマンを彷彿とさせる 白い洋風の外観も。 こちら洋室付加住宅と呼ばれ かつて北九州若松が 日本一の石炭積出港として 栄えていた時代に、迎賓館のような 役割を担っていたとか。
間取り図はありませんが 母屋と離れに分かれています。 真ん中には風情溢れる日本庭園があり まるで旅館にいるかのような雰囲気です。
まずは2階建ての母屋から。 上品な扉から入る光が美しい。
足元を見れば ちょっぴりレトロなモザイクタイル。
由緒正しき和室。 和室でありながら天井は高め。 ゴロンと畳に寝転んだら きっと気持ちがよいでしょう。
朱色地に鶴と月が描かれた襖。 思わずハッとしてしまう鮮やかさ。
そして中庭を見れば豊かな緑。 サワサワと揺れる木々の音 季節によって変わる鳥の声 うっとりしちゃう、BGM。
こちらは木の温もりに包まれた広い洋室。 いい感じに色づいた木の床や天井に アンティークなソファがお似合いです。
時を経て味わい深くなった廊下。 毎日せっせと雑巾をかけて磨きたい。
建具だって見逃せない。 レトロなガラスの建具は 丁寧にお手入れされて 大切に受け継がれてきたのでしょう。
奥には洋館のようなお部屋も。 腰壁やシャンデリア 煌びやかな要素も素敵です。
床は一部分だけ、ヘリンボーン。 傷でさえ愛おしい。
こちらの建具は まぁるいガラスに さりげないデザインが入っていて なんともオシャレ。
ダイニングキッチンは ガラリと雰囲気が変わって 一面ブルーの壁。 外国を思わせる床のデザインも 粋なんです。
洗面台は洋風ですね! 白いタイルにアーチの窓 気品に溢れています。 トイレは男性用女性用に分かれています。
お風呂は小さめですが その分窓がたっぷりと。 露天気分が味わえそう。
2階には 和洋折衷散りばめられた洋室と
この開放的な広縁! 思い切り窓を開け放したら 絶景を独り占めできてしまいます。
若戸大橋や洞海湾 昔はここから船の離着を 見守っていたのでしょうか。
屋根は昔ながらの手法で 葺き替えられているそうです。 (写真は葺き替え前のもの) 手入れをしながら、受け継ぐ どこか責任のようなものを感じ 背筋が伸びます。
L字の建物の真ん中には 池と庭園があります。 春には花が咲き 夏にはミンミンと蝉の声が響き 秋には紅く色付く木々。
四季の流れを五感で味わう。 そんな優雅な時間が ここには流れています。
そして、実はこちらのお宅 その昔、使用人の方が使われていた 離れがあるのです。
レトロながら十分な広さのキッチンや
木の温もり溢れる洋室
2階には陽の光がたっぷり入る 寝室があります。
二世帯で暮らすのもよし ゲストハウスや アトリエとして使うのもよいですね。
こちらからも 若松を一望できます。 L字に作られた二面窓から この景色を独り占め。
築100年越えなので 隙間風や建具の不具合はあるでしょう。 それを「味わい」として 受け継いでくださる方に 暮らしてほしいな、と思うのです。

ノスタルジックな内装や 四季の移ろいを感じる庭園 そして高台から一望できる 若松の景色。

人生の記憶に残したい景色が ここにはあります。

文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。

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