ひと目で、すぅっと伸びやかな気持ちになる 上へ奥への抜け感と、素朴な温かさ。 そうだ、暮らしに求めているのはこういう 安心感と温もりだなって再確認。

目に入る素材の色も、三角天井も、 小窓も、梁も、全部好き！ これぞ平屋リノベならではの かわいい尽くしだ。 「ここ、わたしのおうち」って言える幸せ。

長い坂をひたすら無心に、または、 日々のあれこれに思いを巡らせながら てくてくてくと上っていくと現れる、 真っ白な壁とスモークブルーのドアが 何とも愛らしい、平屋。

小さなお庭もついていて、 ウッドデッキまである、ときたらもう…！

玄関ドアは何度見ても ときめくスモークブルー。 L字の土間はうまくゾーニングして ベビーカーや外遊びグッズなんかを 置くのにも便利そう。 何足も置ける下駄箱に コート掛けがあるのもうれしいな。

大きな引き戸を開けると 木の温かみ溢れるお部屋。 窓の前には造りつけのデスク。 ここなら勉強（仕事）がんばるよ！って 気持ちになる。うん、気持ちだけは…！

築55年の家の Beforeの間取りはこんなで

Afterはこんな。なるほどなるほど、

こちらもかつての姿。 区切られていた台所と和室を ズドンとぶちぬいて……

この伸びやかな空間になったというわけ。 台所が明るいとやっぱり気持ちが上がる。 窓の向こうの抜けた景色や陽当たりも 一部屋でひとりじめしてたら、 もったいないものね。 白いサブウェイタイルに ステンレスのワークトップ、 ４くちコンロとうれしい尽くめ。 そうそう、シンク下にゴミ箱が隠せるのも ありがたい！

暮らしの動線がスムーズで、 家族の気配と時間の移ろいも 感じられる空間。

キッチン横に机、いいな。 まだ個室で勉強は…という子どもが 宿題やるのを見守ったり、 ちょっとした家事スペースや ワークスペースにもちょうど良い感じ。

背面収納も頼もしい収納力。 買うか迷っていた キッチン家電も置けそうだ。

壁の上部の開いたスペースは洋室の上部。 はしごから上がれるロフトになっていて、

キッチンの奥のドアがサニタリースペース。

キッチンとおそろいのタイルに 四角い木のフレームミラー、 黒いスワンネックの蛇口にうっとり。 スマートで落ち着いていて、 ホテルのような洗面所… ちょっと良い香りを放つ フレグランスボトルを置いてみたり。 ピカピカに保てるようがんばります…！

トイレは無駄のない すっきりシンプルな空間。 フロアタイルも品がありますね。

窓からの見晴らしも、ほら、素敵でしょ。 遮る建物はなくて、空と山が見える。 高台だからこそのご褒美みたいな眺め。 こう見えて最寄り駅から歩いて6分！ 駅から大阪・梅田までも40分程度。

晴れの日も、雨の日も、 ふと窓の外に自然と目が行く。 向こうに見える緑に心癒される。

庭には、柿などの樹木も残っています。

長年ひっそり家を支えてくれた梁が、 こうして新しくなった空間に ドンと頼もしく温かい空気を 加えてくれるんだよね。 おじいちゃんおばあちゃんにしか出せない 味わいと、安心感みたいなね。 建築士により既存の柱は全てチェックされ 耐震性や断熱性も 新築同様に引き上げられました。

木の天井にぽつりぽつり灯るライトは 夕暮れ時にはきっと温かな雰囲気を 醸し出してくれて。 坂を上ってその灯りを見たら きっとホッとするんだろうな。 シンプルでコンパクト。 でも十分満たされた気持ちになれる。 結局は、こんなおうちに 帰って来たいんだなぁ。