コンセプチュアルでとても良い。
もともと、多くの古い和建築において、
土間は外と内との境目だったわけです。

そしてそこは屋内での作業場でもあり、
来客をまず迎え入れる場所。

そういう意味でこの間取りは
それらの概念を理解して作られている
とてもコンセプチュアルなものだなと。

玄関ドアを開けると
左前方へむけて広がる土間、

そこに置かれるダイニングテーブル。

これは古民家で言うところの長式台的な、
来客が気軽に訪れて、腰掛け、
交流をはかりやすい仕組として
機能させようとしてるのかも。

そしてその
ダイニングテーブル横のキッチン。

これは昔の
おくどさん／かまどのイメージと
捉えたら良いのでしょうか。

土間のおかげで
キッチンも清潔に保てるし
とても良いです。

そして来客とゆっくり語り合う際には
ダイニングからこのリビングへ
迎え入れる形で
上がってもらうということですよね。

古民家で
土間から客間に上がってもらう感じの
イメージそのまま。


そして、家族や家族のように親しい人だけが
リビング横の扉奥にある
居室へ入ることができると。

ちなみに、居室の間に
このたっぷり収納できそうな
大きめなWICを持ってくることで、
音的にも居室同士の独立性を
高めてるわけですね。

しかもこうすることで、
どちらの部屋からも
WICにアクセスできますし、
デッドスペースを減らすことにも
繋がっているはず。

うまいなー。上手い。


居室もWICも扉を閉じると
プライベートを確保できて良いですし、

それ以外はほら、
キッチンのストレージも
腰高におさえ視界を通す事で
LDKをズドン！と、
とても開放感のあるものにしている。

高さをおさえたといっても
キッチンのストレージはこのとおり
大容量で不便さは感じられません。

ちょっとしたパントリーと遜色ない
大容量と言えるでしょう。

本当によくつくられてる。

そしてですよ。
このご時世にもってこいの
リモートルームも
玄関横に設けられていて、
ここも土間になってる！

リラックスする空間と、
仕事をする空間を
土間床にする事で
うまくわける事ができているし、
床を土間にしてることで
来客も迎えられ易い。

軽いミーティング時には
ダイニングテーブルを
ミーティングテーブルにする事で
対応可能ですし。

とてもとても良い。

土間横にトイレを持ってきて、
土間からも土間以外からも
アクセスしやすくしているのも
きっと使い勝手がとても良いはず。

まぁ必然的に
お風呂もその横に
持ってくることになりますが、
トイレは独立した扉から
アプローチできるので、
お風呂周りを見せる必要はないつくり。

そして、しっかりと作られた洗面脱衣所は
しっかりとした広さを確保した
使い勝手良さそうなものに。

何から何までよくできてるなーと
感心しきり。

建物回りも建物が密集しているわけでなく

おかげで眺望も日当たりも通風も
良さそうで嬉しい。

ほんとなんなんでしょうね、
とても良すぎる。

北九州は小倉の物件なので、
私は購入対象ではないですが、
それでもこのダイニングテーブルに
迎え入れられたい！

もし購入される方おられましたら
「暮らしてみてどうですかー？！」とか
お話を伺いながら
お茶をさせてください！