壁一面にどーんと木のシェルフ！ やさしい木の味わいのおかげで、 しっかりと目立つけれども お部屋に馴染んでいい感じ。 なにを飾りましょう、 想像するだけでワクワクしちゃう。

たくさんの本やフィギュアを ずらりと並べてもすてきだろうし、 植物をこれでもかと置いて ボタニカルテイストのお部屋にしても きっと似合うんじゃないかな。 棚の高さが変えられるので、 デスクと上手に組み合わせれば おしゃれなワークスペースにもなりそうだ。

シェルフの反対側は さわやかなホワイトでした。 いいですね、センスのいいシンプルさ。 あれこれやりすぎる身からすると 見習いたい潔さであります。

シェルフの高さをいかすために、 天井は高めになっているそう。 高い天井と大きな窓、 解放感があって気持ちいいです。

床は無垢のオーク材で、 木目の美しさに思わずにっこり。 さらには巾木（はばぎ）を 薄く小さくするために、 床材を細かく加工して使用しているそう！ 巾木とは、 床と壁の間に設置する部材のこと。 なるほど、言われてみれば確かに グッとスマートな印象だ。 お部屋の影の立役者なのですね。

あら、ぽっこりと出ている 四角いスペースはなんだろう？ お風呂とか、洗面台とか、 水回りが集まっているのかと思ったら...

なるほど、小部屋がひとつ！ 寝室かな、それとも書斎にする？ シェルフに置けなかった大量の本を たっぷり並べるのもありだなぁ。 自分だけの夢の図書館、 いくつになっても憧れます。

お、壁にほどよいスリットが。 ベランダのほうに向いているので、 日中はやさしい光が上から こぼれ落ちてくれそうです。

ライティングレールが あるのもおしゃれでうれしい。 シェルフのお部屋にもありましたね。 ぽつりとついた小さな電球も 雰囲気があって魅力的だけど、 自分好みの照明をいそいそと探すのも またしあわせな時間ですよね。

オープン収納は床もそのまま 無垢材で仕上げています。 少々見えにくいですが ハンガーパイプもありますよ。 お引越しを機に物を手放して、 ときめく服だけを並べたいな。

さてさて、まだ終わりません、 このお部屋のこだわりは。 お次はオリジナルのキッチン！ はぁ、もう、すでにメロメロ。 けれどしっかり見ていきましょう。

コンクリートブロックと ウォルナットで仕上げたキッチンは、 まるでカフェのキッチンをそのまま よいしょと持ってきたみたい。 ホワイトのサブウェイタイルと 木の調理台との組み合わせが、 これでもかと心を掴んできます...！

ぽっこり空いた足元のスペースには、 バラバラと詰め込んでも見栄えがいい ラタンのカゴや布のバスケットを 置くのはどうでしょう。 天井からの吊り棚も 上手に活用してあげたいな。

その他の水回りからも、 「ぼくたちも負けないぞ！」の 意気込みをビシバシと感じます。 ところどころにやさしげな 木を添えてくれているから、 どこを見てもホッと癒される。

清潔感のあるバスルームは、 締め色のブラックがすてき。 窓からの光をたっぷり浴びて 気持ちよさそうなお姿です。

それでは最後にもう一度、 壁一面のシェルフに思いをはせて さようならとしましょうか。 自分のお気に入りがまだ 見つかっていないとしても、 人生の中で時間をかけて このシェルフを埋められたら。 想像するだけで、未来が少しだけ きらりんと輝く気がします。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。1991年生まれ。漫画と水遊びとおもちが好きです。主にツイッターにいます。 @kmn_nana