コンクリート打ちっぱなしの壁と 幅広のフローリングが張られた ワンフロア。

ああ、広い…！

まずは部屋の真ん中で ゴロンと寝ころんで目をつむり 深呼吸したいなって…。

あえて間仕切りはせず、 住む人の生活スタイルに変化できる 柔軟性があるお部屋です。

キッチンとリビングには ライティングレールがあるので 好きな場所を灯せるのも便利だな。

もとは3DKの間取りを 64.74m²をワンルームにリノベするとは なんと潔いことか！

間取り図を読み解くと、 玄関は広めの土間があるようですね。 また天井の高さほどの シューズクロークもありますよ。

部屋の中心にある水まわり空間が 玄関からの視線を遮り、 さらに玄関からリビングまでは L字型になっていて、 玄関を開けてすぐ居間が見えない配置に。

ワンルームだからこそ、 これはうれしい計らい。

オール電化のスタイリッシュなキッチン。 キッチンと対面する造り付け家具は 食器棚になっていて、 作業テーブルとしても使える。

パンの生地を思いっきりこねたり 常備菜をまとめて作ったり。 広めの作業テーブルがあると 億劫な下ごしらえも ワクワクする時間に変えてくれそう。

キッチンの左奥には 奥まったスペース。 この隙間にびっちり入る ベッドを探したくなるなぁ。 間取り図にもベッドが置いてありますね。

あ！眠るときだけ、 リビングとの間に 柔らかいダブルガーゼの カーテンをしたら フワフワかわいいだろうな。

好きだなと思ったのが、 リビングの壁一面に設えられた 長い造作家具のローボード。 広いフロアに 素敵なアクセントを添えるのに 一役買ってくれそうです。 絵画や洋書を立てかけたりね。

そしてもうひとつのとっておき。 バルコニーからの眺めです。

目の前に広がるのは 嵐山の優美な風景。

遠くに広がる表情豊かな山々、 そしてマンションの向かいの遊歩道では 大きな桜たちが 四季の移ろいを知らせてくれます。 春は薄紅色に埋め尽くされるそう。

しかも、京都を代表する景観のひとつ、 渡月橋まで徒歩12分という好立地。

贅沢に一人暮らしでもいいし、 家族で暮らすにもぴったりの ビッグワンルーム。 それに毎日の散歩も 楽しみな日課になりそうな予感がしませんか？

文・どいまちこ 築80年の古民家に保護猫2匹と暮らすフリーライター。 @machico_neco