逆台形のカウンター。 派手さはないのに、印象的なフォルムに ついつい見入ってしまいます。 向こうに見えるのは 優しいグレーのサブウェイタイル。 この景色だけで ほっと癒されて幸せな気持ちが満ちてくる。

3LDKのこちらのお部屋。 スタンダードな形ですが 先ほどのカウンターのおかげで 壁付けのキッチンに 対面要素がプラスされていたり キッチンと洗面、廊下が回遊できたりと うれしい工夫がちらほらと。

お、近くで見てもやっぱりいい色。 壁付けなのに、カウンター効果で リビングとの一体感が出ていて だけれどもキッチンの背面にも 壁があるので 丸見えにはならないという いいとこどりではないですか。

カウンターの裏側は 棚になっていました。 お気に入りのカップ＆ソーサーや コーヒーミル、愛用の蒸しかごなど 目に入るだけで幸せになる キッチングッズたちを並べたいな。

リビングのお隣の洋室は ドアを開放すればひと続きのお部屋に。

よく見ると欄間のところ、 ステンドグラスが はめ込まれているではありませんか…！ こういった細部のこだわりが 「くぅぅぅっ」っと声が出てしまうほどに 大好きなんです。

お部屋でもちらちらと見えていた 照明たちもステンドグラス。 廊下にもいらっしゃいました。 夜に明かりを灯したところ、 見てみたいなぁ。

あ、だけどやっぱり 昼間のシーンのまま続けましょ。 だってね、リビングから バルコニーに出てみると

見てください！ 広島市内が一望できるのですよ。 向こうの方には宮島まで。 まるで絵葉書のような絶景です。 つまりカウンターからも この景色が見えるということか…。 カウンターの中を指定席にして コーヒーを飲みながら いつまでも眺めていたいものです。

キッチンの向こう側は洗面所。 廊下からもキッチンからも アクセスができて 生活動線はスムーズ。

収納がしっかりある洗面台に

お風呂はちょっぴり珍しい、 ヘリンボーンのアクセントウォール。 落ち着いたカラーリングで リラックスできそうです。

トイレの床にも、ヘリンボーン。

木目のペーパーホルダーは グリーンのクロスと相性ばっちり。

こちらのマンション、 こんな風に高台に建っていました。 あの景色にも納得です。

そして最後にもう一度、 中の絶景、逆台形と

外の絶景、市内＆宮島を。

ここで暮らしたら 視界のどこかにいつも 素敵な景色が映るんだろうな。 こんな贅沢なお部屋に住んだら うっかり出不精になってしまいそう…。 だけどね、それは、 面倒くさがりとかじゃなく 家を愛するが故の ポジティブ出不精ですから…と いつかここに住めた時のために 謎の言い訳まで用意している次第です。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。