こんな広いリビングに ごろりと寝転がって 高い天井を見上げたら きっと自然に深い呼吸ができて 生気が漲ってくるんじゃないかなぁ。

このお家があるのは 縁結びのまち、出雲市。 まぁるい窓がチャームポイントの ゆったりとした平屋です。

ゆったりと、と言いますとね 平屋にして4LDK、という 間取りもそうなのですが 建物面積が171.22㎡もあるのです。 なんと贅沢な土地の使い方…。

20帖超のリビングは 大きな掃き出し窓に加え 廊下側に室内窓もあり 空気が気持ちよくめぐりそう。 廊下を覗ける室内窓って 学校の教室みたいで なんだか懐かしい気分になります。

キッチンの向こうの壁は ナチュラルな空間を きゅっと引き締めるダークカラー。

機能的で作業が捗りそうな システムキッチンに

みんなうれしいパントリー！ 頼もしい大容量に リビング側がアールの壁で かわいく目隠しされているのも ポイント高いです。

そして私はここが大好き。 キッチンの反対側、 引き戸を開けると リビングの続きで 小上がりの和室が現れます。 家族やお友達との団らんも 1日の隙間の一人時間も きっと少し特別な気分で過ごせる 素敵な素敵な四畳半。

あ、だけど、こっちのお部屋も いいんですよ…！ 左右の壁を本棚が埋め尽くす おこもり書斎があるのです。 この広い平屋の中で あえての小ぢんまり空間。 いやぁ、たまりません。

廊下にもブックスペースがありまして。 小上がりにも大きな飾り棚がありましたし 本好きさんや ディスプレイ好きさんにも ぐっとくるのではないでしょうか。

洋室はどれも 正方形に近い8帖で

それぞれのお部屋に大きな窓と 収納が備え付けられています。

揉めがちな子どもたちのお部屋決めも これならば 平和にとり行われそうだぞ…と 勝手に安心してみたり。

それから、小上がり和室の他に もう1部屋、本格的な和室も。 床の間、仏間が備えられ 廊下側は雪見障子と 風情たっぷり。

平屋にしてこのボリューム感、 改めて驚いてしまいます。

スリット窓で明るい玄関には

お隣にシュークローク。 これまた靴だけでなく 上着や外遊びグッズも まるっと入りそうな大容量でして。

広いだけでなく 欲しい場所にちゃんと収納があるんだから 行き届いているよなぁ、と 感心するばかり。

水回りはキッチンも含め みんなお揃い、ダークカラー。

洗面台のバーライトが かっこよかったり

トイレがタンクレスだったり 全体的に スタイリッシュに仕上げられていて ウッディな居室との メリハリが楽しいのです。

広々とした室内にも驚かされましたが こちら、土地もどーんと443㎡。 ウッドデッキとかブランコとか なんでも置けそうで ワクワクが止まりません。

周囲は緑の木々に囲まれて 季節の移り変わりを 間近で感じるんだろうな。

家に入れば 無垢の床を足の裏に感じて。 そんな毎日は きっと心も身体も 健やかにしてくれる気がして 自然と寄り添う平屋暮らしに 今日も憧れが募るのです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。