濃い木目の外壁に キュービックな形状が 青空の下で存在感を放っています。

そして、 外観以上のインパクトを感じさせるのが こちらの間取り図。 東西、南北へと 十字に広がる珍しさもさることながら 驚くのはその広さ。 リビング、43.44帖。 43.44帖…？って何帖？ 想像が追いつかない…ということで 兎にも角にも見てみましょう。

これが43.44帖か！ きっとこれ、ソファが小さいわけじゃ ないはずです。 そして、3面をぐるりと囲むガラス窓に この天井高。 あまりの開放感に圧倒されてしまいます。

さらに、さらにですよ。 このビューですよ。 海が見えるではありませんか…！ やはりこの物件、只者ではない。 きっと朝食には 美味しいコーヒーと たっぷりのフルーツ。 その後はデッキに出て 軽い運動をするか 海沿いを散歩、という感じの過ごし方かなぁ。 想像力がこの豪邸に追い付かなくて もどかしいぐらいです。

2階、というよりは ロフトのような形で リビングからアクセスできる 洋室が1つ。 大人も子どもも大好きな 秘密基地のようで きっとこの家に住んだら 真っ先に階段を上るだろうな。

こんな風に個性の強い照明も この大空間にはしっくりと馴染みます。

リビングから独立したキッチンは 手間のかかる料理にも じっくりと向き合えそう。

ですよね！ きっとスケスケでいてくれると 信じていましたよ。 ガラスの仕切りと 大きな鏡のおかげで より一層広々として見える バスルームです。

間取り図を見るとわかる通り こちらのお家、 バスルームもトイレも複数ありまして… 大家族でも順番待ちは不要ですし ゲストのお泊まりなんかも 自信を持って対応できそう。

若草色の壁紙に 折り上げ天井に仕込まれた 照明の光が美しい和室は このお家の最南端に。 細く長い廊下の一番奥に ひっそりと佇むこのお部屋は 四季を感じられるような 掛け軸やお花で いつだって整えておきたいものです。

中と外を繋ぐ広いデッキに

整然と並ぶ木々が導いてくれる 長いアプローチ。

そして、敷地の緑と 対を成すような海の青に 改めて、うっとりとしてしまいます。

十字の大空間が織りなす オーシャンビューの毎日は きっと私の想像の遥か上。 この家のリビングのソファで 海を見ながらコーヒー1杯だけ 飲めないものかしら…なんて 図々しい妄想を広げては ため息が漏れてしまうのです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。