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かつての生活に想いを馳せる京町家。

もしかして、本能に刻みこまれてます? こんな京町家に一度は住んでみたい!という欲求。 明治後期に建築され、およそ120年経っています。 たぶん、その間に様々な箇所が 継ぎ足し継ぎ足し、直されてきたのでしょうね。

美しく歳を重ねた様子を 出来るだけそのままに それでも、手を加えるところは加えて。 自分が直したところが、 次の住み手に受け継がれるといいな。
一階には3つのお部屋と通り土間。 その先に坪庭があり、トイレもお外! 普通に考えると 何か商いの場所にするのが 相性は良いのでしょうが、 やっぱり住みたい。 生活を送ってみたい。
昔の人の足腰ってどうなってたの? って思いますよね、古い家の階段って。 厨子二階(つしにかい)と言われる形式で 町人が武士を見下ろすことがないよう、 2階の天井が低く抑えられ、 主に物置や使用人の部屋とされていたそう。 現代のロフトみたいな感じでしょうか。
出格子のある窓辺も お気に入りの場所になりそう。 左手、玄関扉のガラスの模様も素敵です。
扉を取り去ると こんな風に広い空間に。 畳を敷くなり、板を貼るなりして… 柱の経年変化具合もいいですよね。
キッチンも十分な広さ。 そしてこの、ほの暗い感じ、 結構好きなんです。 夜は暖色の豆電球を一つ垂らして、 落ち着いた雰囲気で、しっぽりしたい。
二階の様子も見てみましょう。 うん、これくらいの天井高なら 十分生活空間になりそうです。 階段を上がった先には 少しスペースがあるので、 例えば、階段を少し緩くするなんて リノベーションもできそう。
反対側の壁も渋いのです。 その昔は天井が張ってあったのかな。 下地が見えていますが もうこのままでもいいかも…。 と思わせてくれる、 おおらかさがありますよね。
梁があるところは、頭をくぐらせて、 行き着くのは一番奥にあるお部屋。
屋根の勾配に向けて、 徐々に天井が下がります。 "どうぞ窓辺にお座りください" って訴えかけられているかのよう。
静かで心穏やかな時間が流れる。 一番上のガラスだけ すりガラスでないことに 気づいてしまいました。 座った時のちょうど目線の高さ。
あ、そうだ! お家の外は石畳のある道なんです…! しとしとと降る雨でつやめく通りを、 二階から眺めるの、素敵だろうな。
周りと比べると、 やはり高さが抑えられ、 うっとりしちゃう佇まい。 背伸びすることなく、 自然体で暮らしたいですね。

おや、二階の窓の横には 魔除けの神様である鍾馗(しょうき)さんが ちょこんと可愛らしく見守ってくれています。

文・つづきもとふみ 街を歩きながら生活を想像するのが好きです。建築設計事務所と観葉植物屋を営んでいます。@Motois1 mid-ry

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