洋風な三角屋根の部屋が突き出してたり、
大正ロマンを感じる窓辺のある古民家、
といったものに非常に
惹きつけられてしまうのですけども…
洋館と純和風のミックスと聞いて
飛びつきました、このおうち。

このこんもりした緑の中にひっそり佇み、
時が止まったような気配すら。

玄関のこの構えからして
ただならぬ家だな…！？と察します。
しばらく空き家だったのでしょうか、
多少傷みが見られますが

中に入ると綺麗なまま残った土間や壁。
細かな格子の磨りガラス越しに
入る光は品があって
残っている調度品はグッと渋く
タイムスリップしたような感覚に。

1階にあるこの応接間のような洋室、
あの出窓も、縦長の窓もすごく良い！
傷んだところを修復してここが甦ったら、
どんなに素敵空間になるだろう…！
床をヘリンボーンにしてもいいな。
壁は、白で塗り直してもいいけれど
イマドキなくすみカラーもいいな。
窓の周りのモールディングも塗り直して…
乳白色のガラスのランプを垂らしたい。

1階にはもうひとつ、
床は畳だけれど、窓は洋風という
不思議なMIX部屋。
床はフローリングにしようか…
そしてやはり、魅惑の窓辺を
引き立たせるようなリノベがいいな。
一部にステンドグラスを
入れたりしても素敵そうだし
焦げ茶で揃えたアンティークの家具や
スタンドライトを置いて
グッと大正ロマンな部屋にするのもいい…
想像するだけでワクワクが止まらない。

打って変わって、隣には
こんな純和風の部屋が！
ぐるり縁側で囲まれた、
縁側大好き人間には垂涎の空間、
上部の小さな障子も美しい。
夏なんかには
大きな障子は取っ払ってしまっても
解放的で気持ち良さそう。

ちなみにこちら間取り図がなくて
ざっくりした敷地の図面しかないのですが…
なんと本館と分館の２棟からなる
なかなかな広さのお宅となっております。

分館の2階にも、これまた
素晴らしい部屋がありまして
旅館かなと思うような
意匠の壁の向こうには

どーんと広がる純和風の空間。
飴色の天井、細工の施された欄間にうっとり。
ほんのり大正ロマンを感じるのは
乳白ガラス入りで
品のある障子のせいでしょうか。

こちらもぐるり贅沢な縁側があって
ここから見る眺め、気持ちいい〜！
たっぷり陽が入る全面窓もさることながら
やはり天井の美しさなどに目が行きます。
ここはあまり手を入れなくても
良さそうなのもいいですね。

階下には掘りごたつがある
和みの和室もあり
どの部屋からも
緑が目に入って癒し度高め。

台所も十分な広さがありますが
キッチン台を新しくしたり
床を変えたら見違えそうな気がします。

本館と分館はこんな風に繋がっていて
どのように使われていたのか
非常に気になるところですが

玄関も、洋室も、和室も、庭も、
磨けばキラキラ光る原石が
詰まったようなおうち。

こんな緑のアプローチを抜けた先に
ひっそり建ってるってとこも
なんだか秘密の庭っぽさがあるし
鎌倉駅から歩いて10分てとこにも
ググッときました。
これは、新たな息吹を吹き込まれた時
また違う魅力が加わって
なかなかに素晴らしい家になるのでは…！
という予感がビシバシするのでした。