ときわ荘と聞いて
そうそうたる漫画家の先生方を
思い浮かべるのは
一定の年齢以上の方でしょうか。
昭和を代表する名作が次々生み出された
伝説のアパート、トキワ荘。
と、同じ名前のアパートを発見！
懐かしい昔ながらの造りながら
パキッとした青と白のコントラストが
斬新で可愛い。
こんなにばっちりアパート名の
看板が出てるのも今時珍しいかも。

おっと、レトロと見せかけて、
ちょっとオシャレな空気匂わす文字が。
Tokiwa-so 1973！
1973年築なのですね。

あ、でもドアは変わってないみたい、
やっぱり昭和のままよね。

って、ドア開けて思わず
エーーって声出しちゃった。
そうきたかー！
予想外の抜け感、広さ、明るさ。
これはヤラれました。

青と白を基調とした
ナチュラルな色味の空間。

なるほど、これは2DKの間取りを
思い切ってぶち抜いた感じでしょうか。
どうゾーニングするか、迷うのもこれまた楽し。

奥のくぼんだレンガ柄の空間を
ワークスペースにするか
ベッドを置くか…

こんなアイアンバーがあるから
クローゼットにしてもいいかも。

このルーバーのフックには
バッグや帽子をかけたりしよう。
帰ってきてちゃんと定位置があるの、
散らからないための大事なポイント。

この棚には何を並べよう。
文庫や漫画置くのに
ちょうどよさそうなサイズだけど
ちまちま集めたフィギュアたちを
飾るのにももってこい。
ここに、昭和レトロな子たちが
並んでたらかわいいだろな…。

個人的にキュンときたのは
このまん丸電球。
このフォルムに、青、白、黄色が
ドラえもんを感じてしまう…！

もともとある琺瑯のシェードも可愛いし、
隣の電球も好きなものに変えて
色々楽しめそうです。
あ、柱には小さな棚が3つ並んでる…
小さな一輪挿しを置いて
道端の小さな花を挿すのも素敵。

台所も、2箇所窓があるから
明るいのが嬉しいな。
朝から出汁巻き卵と味噌汁とか作りたい。

トイレとお風呂が別っていうのも
かなりポイント高いし

水回りがピカピカなのは
やっぱり嬉しいのです。

一人暮らしでも、脱衣場がないのは
ちょっとソワソワしちゃうから
パーテーション置くか
布を下げるか、したいところ。

ほんのり昭和レトロを残しながらも
リノベーションされた部屋は
なんだか、目にも優しく
心もゆるーり、ゆるめてくれそうだし
どんどん自分色に染められそう。

窓から眺める風景も
空が広くてのどかで、いいですねぇ。

スコンと抜けた青空バックに
紅白の電波塔が、なんともいい味をプラス。
「これで〜いいのだ〜♪」なんて
平和で呑気な歌声が聞こえてきそう。
カランコロンと下駄でも鳴らして
歩き出したくなるような
ご機嫌なアパートでありました。