なんじゃこりゃー！と思った
珍物件好きさん、
変な間取り好きさん、いらっしゃい！
これはなかなか出会えないタイプの物件ですよ。
まず、見た目からして普通じゃないし、

間取りもほら、
直線の壁がなくて
シャボン玉が連なったような
見たことない間取り…
ちょっと意味がわからないです…
（ウォーキングクローゼットは
ウォークインクローゼットのことかな…）
しかくい頭をまぁるくして挑む必要がありますね。
そういえば、「養老天命反転住宅」など
設計した荒川修作氏は
「身体と精神を鍛えるために」
あえて曲線や凸凹だらけの家を
造っていましたね。

玄関入ってまず目の前に現れますのは
ぐるりと螺旋階段。
丸い空間には螺旋階段、当然です。

ぐるぐると上って上階へ着くと

意外にも、あ、普通の家っぽい！
この際、普通とか
そういう概念は捨ててしまいましょう。
緑のドアの向こうにあるのが

わーー！半円型のベッド！
布団、どうしようか。
まぁ、寝る場所なんて、
工夫次第でどうにでもなるか。
ベンチとして使うにもちょうどよさそう。
クッションぽんぽん置いて
寛ぎスペースにしたりね。

キッチンもぐるーり、
弧を描いているけれど
コンロは2くちあるし、
収納部分もばっちりだし
使い勝手は良さそうです。

何の不便もないトイレがあって

すぐそばに洗濯機置場もあって

その隣に浴室。
トイレも浴室も
デッドスペースになりそうなとこを
うまく使えるようにしてくれてますね！
これは小物なりシャンプーなりグリーンなり
置きましょう。そうしましょう。

この建物、ヒューム菅といって、
いわゆる下水道とか、灌漑用とか、
水を運ぶため、我々の生活を支えるための
コンクリートでできた「管」、
時々見かける土管の
でっかいバージョンとでもいいましょうか。
それで造られたデザイナーズ物件だとか。
色んなデザイナーズ物件があるんだなぁ…！
ガラスブロック窓があるのも
個人的にはなかなかのポイントかと。

多様性が叫ばれる世の中で
こんな丸い部屋だらけの家だって、
アリ！ですよね。
暮らしどころか考え方まで
ちょっとユニークになりそう。
ちなみに事務所やルームシェアも
ペットも応相談だそうで、懐も深め。

猫ちゃんならきっと
螺旋階段を喜んで駆け上ってくれるんじゃ…
なんて想像してしちゃいますよ！