五感すべてから 癒されそうな部屋だと思いました。 遠くから聞こえる海の音 足元から伝わる磁器タイルの質感 温かみがある木の素材 部屋に入った瞬間から じわーっと身体が軽くなる、そんな感じ。

4階建ての低層マンション。 通りを挟んで向かいには 由比ヶ浜海岸があります。

1階のお部屋はなんと 地下室付き！ ウッドデッキから出れば 海まですぐに遊びに行けますよ。

光が差し込む 開放的なリビング。 広さは24帖あります。 元々は和室があったそうですが スケルトンに解体し 大空間に変身しました。

床は珍しい磁器タイル。 素足で歩いてみたら サラリ、ザラリと楽しいんだろうな。

壁は漆喰仕上げだから ランプを灯すとほら、 ゆらゆらロマンティックに光が広がります。 日中は海辺の強い光にパワーをもらい 夜には柔らかい光に癒される。 あぁ、なんていい時間。

ちらりと見えるのはガラスブロック。 タイルに漆喰にガラス… いろんな素材が絶妙に融合して ずっと見ていたくなる美しさ。

海で泳いで疲れたら ハンモックでゆーらゆら。 瓶のサイダーを片手に 火照った体をひんやり冷ましていく。

インテリアはゆったり寛げるように 目線が低いものを選びたい。 ベッドのような大きなソファに 木のローテーブル テレビはあえて置かずに 波音に耳を傾けて。

朝が早いとランチタイムが楽しみになる。 コの字型のキッチンなら 家族みんなで料理できますよ。

用意ができたらこちらのダイニングへ。 流木を彷彿とさせるような 大きな大きなダイニングテーブル。 触ればゴツゴツ、ザラザラ 顔を近づければ ほんのり木の香りがするのかな。

キッチンの上はオープン収納になっています。 オフシーズンのサーフボードは こちらに大切にしまっておきましょう。 お部屋のアクセントになっている 木の柱もリゾートライクで素敵です。

7.5帖の洋室は和モダンな雰囲気。 小上がりに布団を敷けば 旅館にいるような気分です。

5.5帖の洋室には遊び心を。 お子様のお部屋にするのもいいですね。

お次はサニタリースペースへ。 明るく広い洗面台。

そしてバスルームに入ると…

あ！っと驚くまぁるいお風呂！ まるで五右衛門風呂のようなバスタブは 鉄製だそう。 肩までどっぷり浸かったら じわぁ〜っと疲れが抜けていくんだろうな。

既存のバスルームを解体し 一部の壁を明かりが取れる ガラスブロックにしています。 リビングから見えたのは バスルームだったんですね。

こちらのお部屋 廊下には地下につながる階段があります。

地下室のお写真は 残念ながらないのですが シアタールームにしたり 楽器部屋にしたり ヨガ部屋にしたり… 趣味の空間にするのもいいかもしれません。

ただ過ごしているだけで 癒されるような海辺のお部屋。 お住まいとしてはもちろんのこと 気軽に通えるセカンドハウスにするのも 素敵ですよね。

文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。