昭和時代の木造長屋が 数多く残る熱海の渚町。 ああ、とても雰囲気のいい路地だ。

昭和時代は歓楽街で、 飲食店やスナックなどが 軒を連ねていたそうです。

しかし次第に勢いをなくし、空き家や 空き店舗が目立つ時期もありました。

近年になり、空き物件の活用を目指す 取り組みが行われ、 新たなお店が立て続けにオープン。 30代の若い世代を中心に 再びこの街に新しい風を吹き込みました。

たとえばワインバール『Le palais』や

スープ＆キッシュ専門店 『nagisArt café』などなど…。 （とてもおいしそう）

今や、地元の方ばかりでなく このエリアをお目当てに わざわざ足を運ぶ観光客の姿も。

そんな、老舗店と若いお店が 心地よく調和する 注目のエリア、渚路地のちょうど入り口。

大家さんは、 渚町の空き物件の活用を目指す 取り組みに尽力したメンバーのひとり。 ご自身が生まれ育った渚町を こよなく愛しています。

渚路地の入り口であり 目印になる場所だから、 もっと素敵な形で使ってもらえたら…。 そんな想いで 新たなお店がやってくるのを 心待ちにしています。

ガラス張りなので 外から中の様子が見てもらえるといい お商売が向いてそうです。 たとえばアトリエやギャラリー、 雑貨販売とか。 そうそう、渚町には アーティストの方も多いみたい。

飲食店もOKとのことなので、 カフェやお惣菜屋さんなんかも素敵だ。 外から覗いて「わ、おいしそう」って すぐドアを開けたくなるような。

2階へと続く階段は 天井収納型になっているので フロアをくまなく使える。

お好みで漆喰の壁にしてみたり 自分なりに手を入れて ひと休みできるお部屋にするのも 楽しいでしょう。 ちなみに、隣の家とドア1枚でつながっている 不思議なつくりになっているそうで、 多少快適にする手立てが必要ですが

型板ガラスから入る まろやかな光にうっとりできて

意匠が素敵な 建具がちょこちょこ残っていて、 できるだけこのムードを残したくなる。 昭和のかおりにほっこりしたいから。

3階もあります。 住むことはできなくもないでしょうが エアコンは必要ですね。 屋根の真下にあたるので、 温度管理が必要じゃないものを置く 倉庫にしてもいいかもしれません。

前述したとおり、 渚町は老舗店と若い店が いい具合に混じり合う場所。 昭和の時代から続く 人とのつながりが 今も息づいていて 住む人々の距離が近く、 交流もさかんです。 町内会はもちろん、商店街組合の活動や 地域の伝統的なお祭りも 大切に守られています。

そうした温かくて強いつながりが 新しいお商売を始めるにあたり 大きな後押しになることでしょう。 地域に根づくってとても大事だと思います。 今の御時世ならなおさら。

熱海・渚路地のシンボルともいえる この場所で 新たな挑戦、してみませんか。