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煤けた壁と雄大な梁、温かな痕跡

物件を眺めているうち
目頭が熱くなることがあります。
感動、興奮、郷愁。
感情が入り混じって。
今回みたいな古民家もそう。

昭和5年築の京町家です。
ただよう荘厳な雰囲気に
初めはドキドキしましたが
建築後90年もの間、
ずっとひとつのご家族が
大切にされてきたそうで、
次第に温かな団らんが浮かんでくる。

それに4Kにお庭付きという
かわいらしい間取りだった。
ダイナミックな構造部を見て
広いお屋敷なのかな、と
勝手に想像していましたが
コンパクトで住みやすそう。

壮観、ですね。
ちなみにこちらは2階です。
構造材は町家の伝統工法により
しっかり取り替えられているそう。
丁寧に住まわれていたのでしょう。

情趣のあるこの町家を
すべてやり替えるのではなくて
自分色の何かを少しずつ足して
リノベーションするとよさそう。
そんな人懐こさを感じます。

板の間の隣に
小さめの畳コーナーっていうのも
イメージが膨らみます。
無垢床のフロアの隣に
縁無し畳の和室なんていいな。

お気づきですか、
ほらほら、あの壁。

黒くなっていますよね。
このすぐ下に通り庭(台所土間)があり、
かつて竈が置かれていたため
土壁が煤けて黒くなったというわけ。
シブい色といい、質感といい。
生かさない手はありません。

写真の左側が
2階から通り庭を見下ろしたところ。
淡い黒や漆黒が入り混じり
まるで壁に描かれたアートのよう。
ここで煮たり焼いたり、
にぎやかな会話が
響いていたんでしょう。

玄関フロアは
寄せ木張りでしょうか。
そうそう、和洋折衷もいいなと思います。

1階は37.73㎡、2Fは31.69㎡と、
それぞれがほどよい広さで
リノベのしがいもありそうです。

今に残る雰囲気を、温かさを、情趣を
楽しみながら大事に生かしてほしいなと
思わずにはいられません。
この京町家さんも
新たな幕開けを待っています。

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