全方位に隙なし。 どこを切り取っても絵になるって こういうことか…と思いました。

ここは広島にある 広い広いワンルーム。 スパっと真ん中で区切っても 暮らしやすそうな長方形です。

とにかく目を引くのは この長いキッチン。

とことんミニマムに仕込まれた IHコンロに カウンターと同素材のシンク。 壁面はツートーンのサブウェイタイル。 はぁ…キッチンを眺めているだけで ワイン3杯くらい飲めそう。

さらに眼下には 川が流れているときました。 座り心地抜群のスツールを用意して 川を眺めてお食事して 仕事だってここでする。 もうこの一角だけで 満足度がオーバーフローしてしまう…。

でもそこのキャパシティ、 残しておいてくださいね。 素敵ポイントがまだまだ現れますから。

キッチンの反対側の壁も なにやら気になる。

ウッドウォールになっていました。 コンセントも備えられているので ベッドのヘッドボードに ぴったり。

シンプルなベッドの左右に サイドテーブルと間接照明を配置して ホテルライクに仕上げるのもいいな。

お隣にはクローゼット。 木のルーバー扉に 黒の取っ手がいいアクセント。

中は広々だし

奥にはコンセントもあるんです。 充電式の掃除機とか この中に隠しておけて便利！

室内には他にも むき出しのコンクリを 縦横無尽に走る配線とか

クールにきめた スイッチパネルとか 惚れ惚れするディテールが 散りばめられています。

さて、お次はサニタリー。 脱衣所への扉は キッチン横にありますよ。

はい、好きです。 大好きです。 ブルーに塗られた洗面台に 白くて四角くて浅い洗面ボウル。 タイルに壁付けの水栓金具。 全部がぴったり合ってる…！

洗濯機置き場はこちらです。 床はタイルかクッションフロアか… 黒がきゅっと効いてます。

お隣はシャワールーム。 構造的な理由もあるかもしれませんが 個人的に 「お部屋はすごく広いけど浴槽なし」みたいな アンバランスなところに 愛おしさを感じるのです。

奥行き広めの出窓には お気に入りのバスグッズを ずらりと並べて。

なんと、レインシャワーとハンドシャワーの 二刀流です。 シャワーに特化したからこその 充実度ではないですか。

トイレは玄関横に 白い扉でさりげなく。

スッキリしたデザインに

ちょこんと手洗い器もついています。

玄関の全貌は見えませんが ちらりと見える グリーンがかった玄関ドアに ブルーの壁。 どちらも土間と好相性です。

シンプルに装った外観に スペシャルな内装を隠し持つ こちらのマンション。

スタイリッシュでありながら どことなくラフな雰囲気を 併せ持った部屋だから 毎日を気分よく そして適度に力を抜いて暮らせそう。

窓からはほら、 とっておきの景色も見えますし。

色んな事で揺れ動く気分も 素敵なお部屋に高めてもらって 気持ちのいい川に癒してもらって。 そんな風に寄り添ってくれる お部屋なんじゃないかと思うのです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。