折板屋根のような仕上げの天井に 鉄骨でくみ上げられたロフト。 無機質な倉庫のような組み合わせも カラーリングのおかげか どこかさわやか。 無骨に振り切りすぎない いいところに落ち着いています。

玄関から居室まで 仕切りがなく 奥にスイっと抜ける空間です。 ロフト周りのインパクトが強いので そこをしっかり手懐けたい。

ほらほら、ロフトの床面も こんな感じなのですよ。 一筋縄じゃいかない 強気なロフトくん。

このまま膝立ちとかしちゃうと 多分悶絶することになるので なにか敷いてしまいましょう。 このスケスケを活かしつつ 足場も確保しなくては。 フロアタイルや OSB合板なんかも相性よさそうですね。

ロフトを寝床に 居室スペースは広々使うのも いい手かも。

玄関まで抜け感があるのを そのまま楽しむもよし、 カーテンやパーテーションで 仕切るもよしです。 キッチンあたりで仕切っても 双方の空間に 程よい広さが保てそう。

キッチンの業務用っぽいデザインが この部屋に溶け込んでいます。 揃いのステンレスの鍋とかを ラフに吊ったりしたい。

背面にはオープン収納。 大容量です。 古着屋さんみたいに みっちみちに服を掛けて なんなら床にも 畳んだ服が積んであって…みたいなのが この部屋には合うんじゃないかと 想像してしまいます。 使い勝手とか、無視しちゃってますけど。

トイレは玄関横に。 仕切りのない部屋ですが トイレはきちんと 居室から離れた位置にあって 暮らしが想像されているなぁと思いました。

洗面台のモザイクタイルが 柔らかいカラーリングで ロフトとかの雰囲気と ミスマッチな感じが妙にかわいくて 愛おしいのです。

お風呂はシンプル。 お湯と水の量を 自分でいい塩梅にするタイプですね。 ベストな温度を一発で作れるくらい この部屋に馴染める日が待ち遠しい。

玄関からの眺めがこちら。 向こうの窓まで 一発でずどん。 うん、仕切りをつけるのもいいけど やっぱりこの潔さを 活かして住めたら楽しそうだ。

ここは、花と緑が溢れる靭公園の程近く。 本町駅から徒歩4分、 梅田までは地下鉄で2駅。 利便性も抜群です。

自分色に染めた 倉庫系ワンルームを拠点に フットワーク軽めの大阪ライフ、 いかがでしょうか。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。