小説の作家さんや 漫画家さんらが集まって、 合宿して合作したり 本を作ったりとか、 昭和から平成時代には よく見聞きしましたが、 令和でもやりましょうよ、先生！ 合宿しよ！

見てよこのベンガラ色！

入ってすぐの上がり框も とてもいいんです。

お客様が何人来ても大丈夫ですし

客間にだって、困りません。

窓枠の角丸の懐かしさと愛おしさ。

広縁に小さなテーブルと 籐の椅子を2脚置いて 煙草は吸わなくても ガラス製のどっしり大きい灰皿を 置いておきたい。

お庭はこのままでもいいですが、 駐車場にするよりかは 丈夫で手間いらずな 花の球根を植えて、 忙しい時でも 花を愛でられるように。

作家さんの修羅場ごはんといえば カップ麺やレトルト食品が イメージですが。 この広いキッチンなら、 大きい冷蔵庫と 専用冷凍庫も買って

5日分のカレーを仕込むとか 余裕でしょ。

2階の奥は洋室なので ベッドルームにしてもいいですし 机を置いて 書斎にするのもいいですね。

2階洋室の 隣にある広い納戸は 秘密の宝物部屋にすると 楽しいと思います！

あ、こちら、はなれもあるんです。

はなれの洋室は広めだから 書庫にしても良さそう。 仲間と意見がぶつかって、 ちょっとクールダウンしたいときの 避難場所として。

「資料探してくるから」 なんて言って キッチンというより 台所と呼びたいここで ほうじ茶をゆっくり淹れて

和室の炬燵で 和菓子やみかんをつまみながら ちょっと本を読んでたら いつの間にか夜になってて、 どこ行った？って捜しに来られたりして。

そうそう、 業を煮やした編集さんが来られた際は こちらでまったりと お待ちいただきましょうよ。

そういえば北に約10km 車だと25分ほどのところに 大阪芸術大学があるんです。 この家は納戸が多いから、 美術系の作家さんや 演劇関係者さんなどの アトリエ兼住居にも いいんじゃないでしょうか。

普段はひとりでおこもりして 淡々と創作作業。 たまに仲間を呼んで わいわい創作談義。

合宿しよ！先生！ コロナ禍が終わったら いつでも合宿できるように、 準備しておきましょうってば。

文・葱山紫蘇子 劇団維新派→色々→介護業を経験。漫画と建物と書き出し小説が好きな4人の子を持つ大阪のシングルマザー。 @sisokoex