どんな場所に住んでいても
ほのかに季節は感じていたい。
自分の家にそんな木があれば
豊かな気持ちになりませんか。

「ほそっ…！」と思われた方、
きっといると思います。
都会の、住宅街の一軒家となると
いろんな事情がありますもんね。

でも間取り図を見てみたら

キュッからのボン！　
メリハリボディなのでした。
間口は狭めですが、
1階は玄関、2階はキッチン
3階はベランダと、細い空間を
無理なくうまく使い切っていますね。

1階のサニタリースペースは
キュートにやりかえられていて、
南仏っぽい情緒が漂います。
レンガ調の壁紙に上げ下げ窓、
ランプの傘もキノコみたいでかわいい。

浴室にはなんと音響システムが
搭載されているのだそう。
音楽聴きながら入れちゃうのか。
ラジオも聴けるのかな。
ラジオ、好きだから…（とくにAM)

2階から上が居室です。
ボン！　と広い居室空間は
おかげさまでこの拡がり。
奥のすぼまったところが
キッチンのようですが
壁で区切られていないので
圧迫感がありません。
それに天井に走る梁も
開放感を演出する
うれしいポイント。

3階にある2つの洋室の
片方には天窓が。
もちろん遮るものはなにもないので
夜どんなふうにお月様が
顔を覗かせるのか、楽しみ楽しみ。

そう、もうひとつの楽しみが
敷地内に植わった枇杷。
初夏にはオレンジ色の
かわいい枇杷が実ります。
巡る季節が楽しみになる。

初夏になったら
自分たちで収穫した枇杷を
きんきんに冷やして
そのまま食べたり
ジャムにしたりゼリーを作ったり。
そんな幼い頃の
小さな思い出の積み重ねって
大人になってから
宝物になったりするんですよね。