このお部屋で生活する上で、
欠かせないパートナーのような存在。
歩いていける、近所のパン屋さんだ。

ここは、ほろんとしたマンションです。
駅前はほどほどにチェーン店があるけれど、
ほんとに、ほどほど。
何があるわけでも、ないわけでもない。

ただそれが「ちょうどいい」予感。
お部屋に入った時の床のすべすべ具合や、
廊下まで届く自然な光に惹かれた。

竣工は1974年のマンションだけど、
今の時代の暮らし方を考え、
フルリノベーションされている。
オープン収納や窓付ドアも、
あると嬉しいポイントだ。

広めの脱衣所も特徴で、
家族と使う余裕があっていい。
なんせうちには犬がいる、猫がいる。
そう、ここはペットと住めるのだ。

レトロなマンションならではの、
大きな窓は健在。
6階で、加えて周りに高い建物がない為、
窓の外を眺めるだけでも楽しい。

まず、ベランダにベンチを置こうと考えた。
このすこんと抜けた空を、
味合わないわけにはいかない。
こんな日はちょっと出かけて、
おいしいものを片手に帰るのがベター。

15時のおやつはてんさい糖ドーナツ。
大好物。しかし、毎度目移り。
明日の食パンも買って帰る。

少しのお出かけなのだけど、
帰ってくると落ち着く部屋。
インドアの私には、
このくらいの楽しみが丁度いい。

さて、飲み物を用意しよう。
小さく心が躍っている、生活の糧。
ここでの暮らしが好きだ。