ちょっと不思議な光景。
壁の真ん中にコンクリートの
梁？のようなグリッド状の格子がある。
そこにパネルがはまっていたり、
ガラス越しに風景が切り取られていたり。

まど、かべ、まど、かべ…
一定のリズムで、
点線で書かれているかのよう。
間取り図だけで興味を惹かれる。

よく見ると壁だけではなく、
床にもコンクリートの線がある。
なるほど、構造体を隠すことなく、
柱や梁などにはめ込むように
壁や窓、そしてフローリングが
はめ込まれている。

それは外壁側ではない壁でも
共通のルールのようです。
ところどころに灰色の線が走っていて
インテリアのアクセントにもなっているし、
なんだか強いものに守れているような感覚。

キッチンもさっぱりしていて素敵。
すぐ横には棚もあり、
シンプルながら使い勝手が良さそう。

間取り図で尖っていた部分は
水回りへの前室のような場所。
正方形のグリッドを生かして、
白パネルには絵を飾っても良いし、
窓枠では植物を育てるのはどうだろう。

さらに奥にはバルコニーも。
都会の中の自分だけの
テラスのようで良いですよね。
気候の良いこんな時期には
お外で食事を摂りたい。

水回りまで、構造体を見せるという
ルールが徹底されている…。
コンクリートの無骨なテクスチャが
こちらもアクセントになっていますよね。

洗面台の左手にお風呂があり、
ガラスの扉の先に浴室が。
浴槽の立ち上がりを壁と同素材にするなど、
シンプルながら垢抜けた雰囲気。

居室の方に戻ると、
左のほう、すーっと抜けて
なんだかお部屋のようなものがあります…

扉を開けるとインナーバルコニーがあり、
その先に間取り図では"離れ"と書かれた
個室があるのです。

4畳ほどの空間となっており、
間取り的には寝室として
用意されたものかもしれませんが、
なんとか居室の方にベッドを設えて、
仕事場にしたいな、って思いました。

お部屋との関係性がちょうど良く
一度、外部に出る事で
リビング側でのプライベートモードを
リセットしてキビキビ仕事に励むことができそう。

もちろん、
読書室にするのもいいですし、
オンラインゲーム部屋とか、
趣味全開の部屋など、
なんにせよ昨今のおこもり需要には
ぴったりの空間になりそう。

こちらは玄関。
大きなセメント色の扉がいいですね。
広さもゆったりなので、
小さなスツールでも置きたい。

共用部もお部屋と同様に
とても洒落ている。
お部屋の中だけでなく、
共用部からちょっと得意気になってしまう。

おお！アイコニックな外観。
何階建てなのかわからない…
小人が住む家…？

窓の大きさといい、
距離感といい、
お部屋の中のあの構成を
知らない人からすると、
どんな建物か一見すると
わからないかも。
同じ間取りもあまりなさそうで、
他のお部屋も気になる。
また空室を見つけたら
レポートしますね。