まず見て欲しいのがこちらの間取り。

ギョッとする細長間取り。
リアル、うなぎの寝床？
住みにくそうと思うか、
意外や意外！と来るか、さてさて。

外観は、あら、すごくスタイリッシュ！
色んなサイズのましかく窓が
リズミカルに並んでて

今にも出港しそうな先っぽは
空がスケスケのバルコニー！
これは絶対素敵な予感…
ワクワクしながら玄関を入ると、

えっと、ここは…ホテル？美術館？
と思うような廊下。
並ぶドアは、サニタリースペースです。

トイレもお風呂も
窓から入る光で十分明るい。
しかも

お風呂は大きなガラス張りで、中庭が！
昼間はお日様の光を浴びながら
夜はライトアップされる木を眺めながら。
（落葉してるタイミングで残念）
外からの視線は遮断されてるので
ゆったり癒しの入浴タイムを楽しめそう。

１階奥は、おこもり感が最高な書斎。
壁一面の造り付けデスク、憧れます。
さてさて、お楽しみの
2階へとご案内しましょう。

上がるとまずダイニングキッチン。
コンパクトな空間は、
見せない収納が正解、と思わせてくれます。
キッチンの収納に、
エアコンもうまく隠れてますね。
そして、外からも気になってた
ましかくの窓が、効いてます。
その先の階段は

リビングへと繋がります。
天井も、床もすごく良い表情。
当初ノーマルな
平面の天井のプランだったのが
オーナーさんが
とある施設で見た天井に惹かれ
建築家に相談したところ、
設計からやり直して
構造として意匠を取り込み
このようになったのだとか…！
平坦な天井では決して生まれなかった
美しさがありますよね。
そしてここにあるのが

床までぽっかり開いた大きな窓辺！
目の前にあるのは、桜と紅葉の木。
枝をリスが歩くこともあるそうで、
なにそれ、絵本の世界…？
ここで足をブラブラさせながら
小鳥のさえずりを聞き、リスに挨拶し、
春にはお花見、秋には紅葉狩りしながら
お茶なんて、最高すぎやしませんか…！
ただ、高所恐怖症の方や、
お子さんは十分お気をつけくださいね。
さらにリビングからは

あの空がスケスケ、
インナーバルコニーへと繋がります。
うわぁ…なんて気持ち良さそうな場所…！
目の前に広がるのは北鎌倉の山々。
晴れた日の朝には
ここでご飯食べて、
頬を撫でる風が最高だからって
仕事して、お茶して、
お風呂上がりも夜空を眺めて…
あれ？1日いけちゃいそう？

上を見上げれば、大きな空がこんにちは。

ダイニングに戻り
反対側にある階段の先には
和室があるのですが
中庭を挟むおかげで
ちょっとした離れのような感覚に。
コンパクトなダイニングも
明るく抜け感が。

ここが寝室になるのかな。
琉球畳に黒い板壁が
空間をキュッと引き締めていて
大きな窓からのぞく木々が絵画のよう。
ここでゴロゴロお昼寝したいな…。

それぞれのスペースが仕切られることなく
ゆるやかに流れるようにつながり、
そして、外へともつながっている。
どこにいても家族の気配を感じ
外の空気も感じられる。
ちょっと変わった土地でも
間取りだけでは想像できなかった
こんな風通しの良い、
気持ち良さそうな空間が生み出せるんだ、
ということに感動してしまいました。
建築士の力とか、空間デザインの力、
窓の持つ可能性だとかを
再確認させてもらいました。