いかにも心地良い風が
ひゅるりと吹き抜けていきそうで
光の入り具合がすごく良い和のお部屋。
あ、畳じゃない。
畳でないことにも違和感がないくらい、
無垢の床が、しっくりと馴染んでいて。
ここでゴロリしたら
さぞ気持ちが良いだろうなぁ…！

いわゆる古民家物件なんですが
なんでしょうね、
とっても親しみやすいこの空気。
引き戸をガラガラと開けますと

ゆったりした土間に、
ぱぁっと開けた空間が出迎えてくれる。
古民家というと
「陰」を感じるひっそりした場所が
わりとあるイメージなんですが
（それはそれで美しくていいですよね）

ここは、「陽」が満ちてますね。
だれもかれもがウェルカムされてて
包んでくれそうな、大らかさ。
杉板の無垢材だそうで、
裸足で優しい感触を楽しみたい。

裏の庭側から見ても、ほら。
あ、好き…！！っていう人、
沢山いるんじゃないでしょうか。
縁側が、おいでおいでって呼んでいる。

こちら、店舗として借りてくださる方を募集中とのこと。
カフェやギャラリースペースとしての
古民家を探してた！って方には朗報ですし
ということは客として行ける可能性が！と
喜ばしい気持ちも…！

お店という視点で見るとこのスペース、
ちゃぶ台に丸い座布団とかぴったりだし、
アンティークの机と椅子なんかも似合いそう。

木製の建具もこんなに綺麗なまま
残されてて、きっと訪れた方の心を
ほっと、潤してくれるはず。

２階も明るく広々した和室がありますよ。
壁を塗り替えたりしたら
また新たな表情を見せてくれそうです。

トイレもこの通り、
便座はおニューなのに加え
元々明るいのも嬉しいところ。

玄関横にあったもう一つの入り口は

お勝手口である土間へ、

そして、もともと台所だった場所へと
繋がっています。
ここも床が新しくなっていますね。
新しいキッチンを入れるか、
ギャラリーや雑貨屋さんなら
バックヤードとしても使えそう。

仕切られ独立した和室ではなく
どこも開けていて回遊できるつくりなのが
人も、風も、流れるイメージで
すごくいい場所になる気配がプンプンします。

このお庭なんか、もっと緑を増やして
椅子やテーブルを置いたら
素敵な憩いの場になるだろな。

「ただいま」「おかえりなさい」
ふと、そんな言葉が出てきそうな
大らかで優しいおうち。
場所は、箱根湯本。
近くには宿やお店も多くあります。
温泉帰りや、旅のついでに
「ちょっと寄ってみよう」
「わざわざ寄りたい」、
そんな風に思ってもらえるような
場所になったら、とっても素敵ですよね。