もしもいつか、 憧れの街への移住が 叶う日が来たら お部屋だって、 適当に選んだりはしたくない。

情報サイトにチェックを入れて 条件に合うし、 まぁ悪くないか…っていうのじゃなくて たまらなく恋焦がれるような きゅんきゅんくるお部屋で暮らしたい。

例えば、京都に住めたなら… こんなお部屋がいいなと思うのです。

玄関を入って 手前に水回りゾーン、 奥が居室ゾーンになっています。

でも、図面では伝わりきらない 秀逸なゾーニングや 魅惑のディテールといった もうとにかく素敵なあれこれが 溢れかえっているのです。

居室ゾーンは 大きな窓から光が入り 縦長で使い勝手がよさそう。

空間はカーテンで ところどころ さらりと仕切られているわけですが

カーテンレール、 もう大好きすぎるんです、 艶消しのゴールド。 このチョイスをしてくれるだけで オーナーさんのセンスを 全面的に信頼できちゃいます…！

カーテンの裾が くったりと床についているのは 「ブレイクスタイル」というそう。 このワードを知ると なんだかさっきよりも ぐっと粋に見えてくる。

居室エリアには 長いデスクが備え付けられています。 低くなっている方は ベンチとしても使えそう。 本とか並べてもいいのかな。

そしてこのライトのおしゃれさよ… デスク周りの小物は オールホワイトにして クリーンな空間を壊さないようにしたい。

その向かいの壁には 収納があるのですが… こんなハンガーポール、見たことない。

ゴールドのポールを レザーベルトで吊っている… この唯一無二感を、 求めていた気がします。

だってほら、情報サイトには 「ゴールドとレザーベルトのハンガーポール」 なんてチェック項目は ないですから。

こうやって、次々出てくるんです、 きゅんポイントが。 気持ちが追い付かないけど どんどん行きますね。

わぁ。もう素敵が止まらない。

ホワイトのサブウェイタイルから ふわりと浮かび上がるような カッティングが特徴的なミラー。 小さなガラス棚には 馬毛の歯ブラシとかを 置いてみたいな…。

その奥のキッチンは スペースの中に ぴったりと納まるL字型です。 L字だと、 かどっこの作業スペースも 広く使えていいですよねぇ。

コンパクトな中でも コンロは2くち、

シンクには洗いかご付きと 頼もしい機能性。

トイレのパーツまで ゴールドで 細やかなところまで 行き届いたチョイスがうれしいのです。

そして極めつけはこちら！ シャワーキャビンです。 浴槽がないんだ…というよりも こんなにスタイリッシュな シャワーキャビンが存在するとは… という、プラスの方向に 気持ちが動きます。

ちょっと、宇宙船ぽさもあって楽しい。 よく見ると、シャワーヘッドも 細長くてかっこいいです。

玄関には、 こちらもゴールドで縁取られた 大きなミラーが。

部屋中どこを切り取っても わぁ！と歓声をあげたくなるディテールが 散りばめられていて 本当に、夢中になってしまいます。

更にこちらのビルでは 屋上が入居者に開放されているとのこと。

お部屋だけで十分に満たされそうなのに こんな気持ちのいい屋上まで ついていたら 一生この建物から 出たくなくなってしまいそうです…。

そうは言っても 憧れの京都での暮らし。 なるべく毎日アクティブに そこら中をくまなく楽しみ尽くしたい。

それでも、 帰って来るたびに 圧倒的に好きで溢れた お部屋が待っていてくれるなら それ以上の幸せは、 ないのではないかしら…と思うのです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。