ばっさり用途が分かれるのではなくて
生活と仕事が柔らかく繋がってるような
暮らし方に憧れるのです。

間取りはこのように。
洋、と書かれた部分が寝室でしょうか。
カーペット側に置いたテーブルが
ある時は打ち合わせ用に、
またある時はダイニングになったり。

あるいは、窓辺の気持ちが良い場所に
カウンターとディスプレイを設えて、
昼はスタンディングデスクとして、
夜はネットフリックス見たり。

カーテンレールがまた丁度良い。
建具を持ち込んで、
壁として仕切るのではなく
布のような柔らかいもの、
風が吹いたら境目がゆらゆらするようなもので、隔てる。

オンとオフのエリアを、
背骨のように貫く鉄骨の梁や
少しはみ出してくる窓が
生活を示唆しているかのよう。

無骨な梁にクロスするように
灰色の欄間が走っていて、
壁側には木製の棚があって、
同じくらいの高さで交差するこの線が
空間を引き締めているような気がする。

白い大きな壁には
資料を貼ったり、
プロジェクターを投影したり
そんな風にも活用できそう。

玄関からはフラットにカーペットが続く。

よく日が当たる南側にキッチンがあり、

すっと抜けるように
洋室エリアに伸びています。
ベランダへのアクセスもこちらから。

ディテールや素材も
調子が良さそうで…。

水回りは設備が更新されており、
住むための機能もしっかりしているのが
嬉しいポイント。

共用部なども、経年変化を生かしながら、
手を加えるところはしっかりとデザインされています。

建物があるのは
麻布十番と六本木の中間あたり。
写真を見ると下町っぽさが
残っていそうなのもまた良いですね。