ひろーいルーフバルコニーや 開放的なリビングもいいけれど こぢんまりとしたおこもり空間が やっぱり落ち着く。

「心地よさ」をコンセプトに 生まれ変わったマンションの一室。 空間をつなげた大きなリビングと 寝室が1つ。

1人でゆったり暮らすのも 夫婦でほどよい距離感で暮らすのも よさそうです。

大きなリビングは 白と淡いグレーで やさしい雰囲気。

窓からはほんわかとした 光が入ってきて 「素敵だなぁ」 思わず目を細めてしまう。

キッチンの窓から見えるのは 青々とした木々。

カレーをコトコト煮込みながら 大きく窓を開ければ サァッと風に揺れる緑の音が 聞こえるんだろう。

横を見ると お、なんだ この木のアーチは…？

うわぁー！ おこもりスペース、ときましたか！ ひょいと跨いでここに入れば 私だけの特別空間。

ポカポカ陽だまりが心地いいから 猫みたいに丸くなって お昼寝したくなっちゃうな。

トトン、トトン、って優しく奏でる 小豆色の阪急電車。 ゆさゆさと揺れる 豊かな緑。

カウンターにコーヒーを置いて ボーッと眺める、そんな時間。

ゆるやかにつながるのは 寝室です。 開放的に使うもよし カーテンをつけて仕切るもよし。

収納付きベッドが 造り付けで用意されていました！ ふかふかのマットレスに 真っ白なシーツ それに、肌触りのいい ブランケットがあれば 十分です。

後ろにある押入れは カーテンでサラリと隠して。

タイル仕上げの床は サンルームをイメージしたそう。

窓際には観葉植物を ズラリと並べて 外との境界線を 曖昧にしちゃったり。

ベランダからは海も見えるから 朝起きたらまず 大きく深呼吸！

「おーーい！」って叫びたくなる開放感。 いいなぁ、いいなぁ。

洋室はグレーのアクセントクロスが シックな雰囲気です。 たっぷり入ってくる陽射しをバックに 真ん中にオフィスデスクを置いて テレワークスペースにするのもいいなぁ。

そしてこちらのリノベマンション ほかにも募集している お部屋がありまして…

どうでしょう。 窓辺にラフに取り付けてある木枠は あなた次第でアレンジ自在！

ベージュのカーテンをつけて おこもりスペースにしてもいいし ポールを取り付けて クローゼットにしてもいい。

上から観葉植物をぶら下げて モサモサと緑に包まれた リフレッシュコーナーにするのもいいなぁ。

さきほどのお部屋で タイルの寝室だったスペースは こちらは畳なんですね。

ザラリとした質感の畳と カチカチッと灯すレトロな電気 実家を思い出す襖の扉… なんて心地よいのでしょう。

最後にこちらの洋室を。 L字の造作棚に ふわっと広がる陽だまり。

窓から見えるのは サワサワ揺れる緑。 棚には雑誌や文庫本をきれいに並べて 私だけの読書スペースにしたい。

ベンチにクッションを敷いて 足を伸ばして 日光浴をしながら本を読むんだ。

ページをめくるサラリという音だけが 聞こえる空間。 なにかと騒がしい毎日だから こんな時間が贅沢です。

ご近所には川が流れていたり

活気のある商店街があったり そんな心地よい街。

さぁ、あなたはどちらのお部屋で おこもり時間を過ごしたいですか？

文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。