もしも私がお店を持つなら
小さくてかわいい店がいい。
ファザードにタイルを使って
木製の扉に窓もあって
照明も素敵でさ…
ひとり、うふうふと
妄想していた店が目の前に。

やだ、理想…！
何を並べても絵になりそうな
ショーウインドウです。
型板ガラスの天窓もかわいいな。
ずらり並べた売り物と一緒に
ネコの置物を置いていいかな。
「ここの店主、
　ネコ好きなのかな」って
わかるようにさ…。

築49年になるベテランさんですが
リノベーションですっかりキレイに。
1階のテナントスペースは10帖ほど。
小商いしたい方にはたまらない
サイズ感だと思います。
そして2階はゆったりサイズの
住居スペース。
こちらも丁寧に手を入れて
素敵に生まれ変わったようです。

外観がとっても素敵な
テナントですから、
もちろん中も気になりますよね。

借りられる方の商いに合わせて
使えるように、とスケルトンでお渡し。
（業種は要相談だそう）
イメージがむくむくと膨らんでくる。
木製の建具って
温かみがあっていいですね。
外からも中の様子がよく見えて、
店内にくまなく光をめぐらせてくれる
大きな固定窓もグー。
もともとは散髪屋さんだったとか。

自分の好きな時間に店を閉めて
「ふー、今日もがんばった」って
階段上りながら心のスイッチを
切り替える…。やりたい。

あぁ〜、なんとやさしい空気。
柱と、天井と壁の境目の廻り縁は
丁寧に汚れを洗い落として
残したそうです。
それゆえ新築にはない
まろやかなレトロ感。

念のため2階の間取り図をもう一度。
キッチンとリビングダイニングが
ひと続きになっていて、
階段を境に寝室とサニタリー。
もともとは二世代住宅だったそうで
39.24㎡あります。

ステンレスの
フレームキッチンは
どんなテイストでも
すんなり馴染むから憧れ。
もともと押入れだった場所も
重宝しそうな広い収納に変身。

こんなふうにレトロみのある
ダイニングセットがお似合い。
「今日、こんな
お客さんが来てさ」って
家族とおしゃべりするんだ…。

真四角じゃない部屋って
わくわくします。
すぼまった窓際に
読書できるような
一人がけのソファを用意し
広い方にはベッドを置いて
ごろーんと…
あっ！　天井がコルクだ！

経年美を感じる柱の奥に
サブウェイタイルの
サニタリーがちらり。
映えますね。

右奥にトイレがあって、
浴室も新たに作ったそう。
この様子だと
浴室も何も困ることない
素敵なバスルームなのでしょうね。
商いの疲れをじんわり
癒やしてくださいね。

場所は荒川を越えたすぐのところ。
東京にほど近い埼玉県の戸田市です。
喜沢中央通りに面する角地。
目の前に横断歩道があるから
信号待ちしている時に
「あらっ！？」と目に止まりそうな
よい立地です。

なんのお商売がいいでしょうね。
ギャラリーも似合いそうですし
セレクトショップとか
世界のボタンを集めた専門店、
靴の修理屋さん…
ああ、勝手に妄想を
膨らましまくっていますが…。

テナントはスケルトンですが、
掲載元の39JAPAN（サンクジャパン）さんは
もともと建築屋なので、
「テナント工事のご相談もお気軽にどうぞ」
とのこと。心強い！

暮らしと街と馴染むような
商いを始めようとしている方と
巡り会えますように。