映画を観ることが増えたから 次に住むなら スクリーン代わりになる壁が ある部屋がいいなぁ…

なんてぼんやり思っていたら それどころではない、 すごいお部屋がありました。

シアタールームって あのシアタールームのこと？ このお家の中にあるの？

なんて、ちょっと ポカンとしてしまうような 間取り図の表記。

本当に本当に シアタールームが付いてるんです！ 大きなスクリーンに

ほらほら、 プレイヤーが備え付けられていて

プロジェクターも完備！ そして、左右にスピーカーも。

え、何これ、すごい。

それに、スペースも奥行きがあって 広々です。 これは、映画好きたちの たまり場になること間違いなし。

だけど、ベストポジションに 大きなビーズクッションなんか置いて その中にすっぽり埋まりながら 自分だけの鑑賞会なんかも 贅沢ですよねぇ。

コーラとポップコーン、 絶対ストックしておかないと。

シアタールームの存在感だけで 十分にお部屋の決め手になりますが 居室スペースも魅力的。

シアタールームの下は 柔らかいホワイトのキッチン。

廊下とキッチンの間を隔てる ガラスブロックが 床のタイルに光を映して とっても綺麗なのです。

3くちコンロにグリルもついていて 料理の腕もあがりそう。 映画観賞用に フィンガーフードのレパートリーを 増やしておきたいところ。

リビングの一角は レンガ調のタイルの壁に 黒のジグザグ階段が いいアクセントになっています。

お隣の洋室は 引き戸を全開にすると リビングと一体に。 合わせて20帖超の 大空間になるのです。

クローゼットも大容量。 中段がある方とない方で 上手に使い分ければ 細々したものも すっきり納まりそう。

シアタールームに 引けを取らないインパクトなのが サニタリースペースの ラグジュアリー感。 壁一面のモザイクタイルは圧巻です。

洗面台はなんとスケスケ。 ガラスとか陶器の 素敵なソープディッシュとか 歯ブラシスタンドとか 厳選したものを並べたいな。

同スペースにある洗濯機置き場は 扉付きです。 このタイル張りの空間の中で 生活感を隠せる気遣いがありがたい。

トイレも、サニタリールームの中から アクセスできる位置にあります。 扉を開けると また表情の違った空間で 少しの驚きとうれしさが。

そしてなんと、お風呂にもテレビが。 いかなるタイミングでも 映像を見逃さないように 余念がない…！

ここのオーナーさん、 きっと三度の飯より映画好き、 なんて方なのではないかしらと 勝手に想像してしまいます。

玄関扉が大きく開くので 大きなソファやベッドなんかも 安心して搬入できそうです。

靴もたくさん置けますよ。 前日観た映画の主人公に影響されて キャリアウーマン風に ハイヒールを履きたくなったり ちょっとストリートな感じで スニーカーを履きたくなったり…

そんな気分に寄り添ってくれる キャパシティです。

通り沿いに ニョキっと建つこちらのマンション。

エントランスからして 美しいタイル張りで 高級感を醸し出しておりました。

ここを通って 自分だけのシアタールームへ帰る毎日、 想像しただけで にんまりとしてしまいます。

こんな楽しみが待っていたら きっと仕事終わりはいつも直帰。 もくもくと帰り支度をしつつ 私にはこの後、 極上のお家時間が待っているのですよ…と こっそり自慢気な気分になりながら 帰路につけそうです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。