とことんクールにまとまった スタイリッシュな空間。 この空間に 見合う生活をしなければ…と キュッと気が引き締まります。

だけど、ちらりと遊び心が 隠れているのに気付いたら 気持ちがゆるりとほどけて 肩の力を抜いた 自分らしい生活に 落ち着けそうですよ。

全体が大きなL字になった 2LDKは 個室が、リビング横に1つ、 完全に独立した位置にもう1つと 使い勝手がよさそう。

コンクリがむき出しの壁に ブラック塗装の天井。 インダストリアルなディテールも、 床と天井のツヤ感のおかげか ラフすぎず、モダンな仕上がりに。

シンプルなキッチンは グースネック水栓の シルバーの曲線が 美しく際立っているし あぁ、このまま何も置かない状態を 一生キープしていたい…。

このリビングは ミニマルなデザインの インテリアで統一して 大人びた雰囲気を作り上げたいな、 なんて考える中、 気になるのがOSB板の壁。 テレビの壁掛け用の金具がついているので アクセントウォール的なものかと思いきや

なんとその裏には ロフトが隠されているのです。 なんたる秘密基地感…！

大きなものを隠す収納にもよいけれど キチンとこの空間を照らす スポットライトもついているし…。 例えばここだけ リビングの雰囲気からは 想像もつかないような カラフルなクッションとか並べて くつろぎスペースにするのもいいなぁ。 隠しコマンドみたいな 意外性を忍ばせたい。

陰でこっそり羽目を外したら あとはリビング同様、 おすまし顔のクールな空間が続きます。

ガラスドアの向こう、 リビング横の洋室もそうだし

もう1か所の洋室も ダークカラーのフローリングで 更に寡黙な雰囲気。 ベッドを置いたら、 ぐっすり深い眠りにつけそう。

ほらほら、建具も黒で 引き締まっています。

ねぇ、この洗面台も かっこよすぎやしませんか。 床からふわりと浮いた オールブラック。

洗面台が廊下にあるって 珍しいけど 来客時にも プライベートスペースを見せずに 使ってもらえて とってもいいポジショニングかも。

おっと、お風呂も黒でした。 おすまし顔を崩さないように 掃除はこまめにしなくては。 水垢ひとつ残さないように ピカピカに磨き上げたい。

トイレは柔らかなグレーの壁。 黒が基調のこの部屋の中では ほっと癒されそうです。

マンションが建つのは 仙台駅も徒歩圏内の 利便性抜群のエリア。

レンガと白の塗装で ほんのり洋館仕立ての外装からは 想像もつかない クールなお部屋が待っています。 だけどチラリと、見え隠れする 遊び心。 「秘密基地」のワードに 一生心が躍ってしまう大人のための お部屋なのだろうなぁと思うのです。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。