なんて美しい景色でしょう。 堂々とした幹を、 ふわふわのピンクが まるで雲のように包んで。

桜、いいですよね。 きれいなお花はそりゃあ たくさんあるけれど、 桜はやっぱりどこか特別。

今回ぜひとも皆さまに ご覧いただきたいのは、 お部屋の窓から桜が見える 最高に贅沢な物件です。 ではさっそく、こちらを…

あぁ、見えるぞ。 リビングの窓の向こうに 満開の桜の木。 光に透ける花びらが まるで雪景色みたい。

あたたかいような、切ないような、 ホッとするような、ときめくような。 心を震わすこの景色が、 いつもの日常にあるなんて。

バルコニーから ひょいと顔を出せば、 すぐそこに桜。桜。桜。 地面に落ちる影すら美しいなんて。

すてきだなぁ、最高だなぁ。 お部屋にいながら桜を愛でて、 お腹が空いたらキッチンで ちょいひょいとなにか作って。 おにぎりなんかをかじりながら、 また桜をうっとり眺めてさ。

さてここで間取り図を。 洋室がみっつあり、 リビングダイニングも なかなかの広さですよ。

どこか懐かしさのある レトロな雰囲気、いい…。 6畳のお部屋を仕切る ふすまをすべて取り外せば、 リビングをさらに広く使えます。

ね、こんなふうに。 たっぷり広くて 使いやすそうな空間、 どうやって活用しましょう。

太陽の光を浴びながら 窓際でゴロゴロして、 たまに漫画を読んだり ゲームをしたり… そんなゆったりライフを このお部屋でしてみたい。

ほら、あのくぼみとかに… お気に入りの漫画や小説が ずらりと並んでいたら、 もう最高の絵ではないですか。

ゆるく光を通してくれる すりガラスもすてきだな。 窓から入ってくる光を、 じんわりと奥の部屋にも 運んでくれるんですね。 木製の窓枠がいい色だ。

4.5帖の洋室には、 頼もしい収納が。 天袋まであるぞ。 和室のポテンシャルを しっかりと残しながら、 洋室のいいところも プラスしてくれたのですね。

こちらの洋室は ガラリと趣向を変えて、 白が基調になっています。 しっかりした扉のおかげで 適度なおこもり感があるので、 寝室にぴったりかもしれません。 収納もバッチリありますよ。

キッチンもゆったりして とても使いやすそうですが、 一点だけ工夫したいところが…

冷蔵庫置き場の幅が、 なかなかスリムなのですよね。 あまり大きすぎないサイズなら すっぽり受け入れてくれそうですが、 大容量の冷蔵庫はむずかしいかも。

コンセントの差し込み口は 別のところにもあるそうなので、 置き場所を変えてもいいですね。 その場合は、この横幅に ぴったりのラックを ぜひとも見つけたいところ。

あら、洗面所は まるで葉桜のようです。 さわさわと葉が揺れる やさしい音が聞こえてきそう。

ちなみにトイレも おそろいの壁紙です。 あ！ペーパーホルダーが ふたつあります、やったぜ。 片方の紙が切れても、 もう片方があればしばらく 交換しなくていい…。

バスルームは かわいらしいサイズ感。 近くに銭湯があるそうなので、 時間があるときはぶらりと 足を運ぶのもいいですね。

玄関にはシューズボックスより 靴箱と呼びたくなるそれが。 靴箱の上って、それぞれの お家の個性が出ますよね。 きれいなお花が飾ってあったり、 動物の置物があったり、 シンプルイズベストだったり。

ご近所さんの西公園では、 美しい桜のトンネルを 堪能することができます。 お散歩がてら出かけるのも 気持ちいいですよね、あぁでも…

やっぱり自分のお部屋から、 身近な桜をとことん眺めたい。 窓を開けたら、ふわりふわりと 花びらが入ってくるかしら。

小さなつぼみを見つけた日から、 「まだかなまだかな」と ソワソワしてしまうだろうな。 桜の成長を楽しみに過ごす日々も、 きっと豊かな時間だと思います。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。1991年生まれ。漫画と水遊びとおもちが好きです。主にツイッターにいます。 @kmn_nana