遠くの景色まで見える横の窓と
空しか見えない上の窓。
切り取る景色は違えど
どちらも好きで、気がつくと
テーブルに肘をついて
交互に眺めていたりする。

とくにこの細長い空間を
激しく気に入っている。
たぶん廊下を抱くように
L字になったリビングを照らす
ハイサイドライトのおかげ。

少し顔を上げるとすぐに望めて
空との距離が近くなった。
都会のなんでもない夜にも
実は流れ星が光ってるって
知ってた？

ちょっとトリッキーだけど
LDKの細いところで眠りたい。
キッチンの前はダイニングで
洋室をリビングのように使う。

幅いっぱいに大きいベッドを
置いたって大丈夫。

廊下に出られる扉があるから。

廊下の向かいにはすぐに
水回りがあって行き来が楽だし、
案外そっちの方が便利かも。

白のタイルで仕上げられた
脱衣所は少し古めかしく
感じるかも知れないけれど、

エモさも実用性も兼ね備えているから
結構お気に入りだったりする。

その雰囲気がお風呂にも

トイレにも共通していて、
よくぞ残してくれました。
機能や清潔感は問題なさそうなのも安心。

L型のキッチンも良いのです。

壁付きのI型のキッチンだと
やっぱりダイニングに対して
完全に背を向けているのは
ちょっと寂しい。
でもカウンターキッチンだと
逆に空間が隔てられている
印象も感じてしまう。
L型キッチンだと
使いやすさもそうだけど
ダイニングとの距離感も
結構好きだったりします。

横にあるこちらのお部屋は
ゆったりめ。収納もたっぷり。
洋室をリビングにするプランなら
もう扉を外してしまって
一体に使うのも良いかも。

あるいは仕事部屋のように使う。
ちょっと窓の外の
街の音を聞きながら
気楽に働きたい。

L字のリビングの窓のおかげで明るい玄関。
広さもあって、収納も壁内なのですっきり。

階数のある重厚なマンションかなと
思っていたら、3階建てでした。
親しみやすい外観がまた良いね。

落ちる光が1日の時間と共に傾いたり、
季節によって光の長さが変わったり。
そんな些細なことにも気がつけるのは
この部屋に住んでから。
進んでいく時間を慈しんで、
ゆったり過ごしていきましょう。