お散歩をしていて ふと気になる、外観のおうち。

「この中はどうなっているんだろう」 そんな妄想をしてしまう ガラス張りの白い外観。 コンクリート打ちっぱなしの クールな部屋かしら それとも モノトーンで モダンなお部屋かしら。

エントランスは反対にビビットなカラー。 帰ってくるたびに パワーをもらえそう。

お部屋はこちら。 エントランスを入ってすぐ隣です。

間取りはシンプルな1LDK。 収納たっぷり 横長リビングが使いやすそう！

すらりと横に長い土間に 大きなシューズボックス。 ドアの男前な感じ、かっこいい。

目に飛び込むのは 床いっぱいの無垢材と 壁いっぱいに広がる障子！ 外観からは想像もできなかった この景色。

ゆらりゆらりと葉が揺らめけば 影が踊り出す。 この美しさ、まるでアート！ 和紙だからこそ生まれる やわらかい光を楽しみたい。 障子にこんな魅力があるなんて 初めて知りました。

障子をちょっと開けるのも、またいいな。 陽の傾きに合わせて 開けたり、閉めたり。 眺めているだけで 心がすーっと癒される。

窓辺にシングルソファを置いて ゆったりコーヒーを飲んでみたり。 この時期だったら緑茶を入れて 桜餅をつつくのも、粋ですね。

床は無垢材が広がります。 裸足でさらりとした肌触りを感じながら ひとつとして同じものがない 木目の表情を眺めたい。 なんて贅沢なんだろう。

天井にはポツンポツンと スポットライト。 そう、このお部屋に似合うのは これくらい控えめなライトなはず。

お隣のベッドルームだって 贅沢に無垢材の床です。 せっかくだから素材にこだわって リネンのベッドカバーに シルクのパジャマなんかを 取り入れようかな。 テレビは置かずに 壁をプロジェクターにするのもよさそうです。

扉を開ければ一面収納。 オールシーズンの洋服が入りそう。

こちらにも収納が。 窓辺で読む文庫本を ずらりと並べてもいいんじゃないかな。

キッチンは リビングからもベッドルームからも行けます。 パジャマのまま コーヒーのスイッチを入れてから 洗面台に行けますね。

キッチンはというと なんとも鮮やかなワインカラー！ 先ほどまでのやわらかい雰囲気から 一気に世界が変わります。 シックな調理台も ムーディーな雰囲気を醸し出しています。

3くちのガスコンロに 魚焼きグリル。 旬の魚をじっくり焼いて。

背面にはカップボードもありますよ。 マットな黒が、いい感じ。 最低限の食器で十分だと思っていたけれど このお部屋で暮らすなら 料理や季節に合わせて食器を選びたい。

キッチンからつながるバスルーム。

「3点ユニット」のイメージを覆す 広々空間！

ずばんとワイドな鏡に 大理石調の壁 ぽわんとまぁるいライト。 漂う高級感が、たまりません。

バスルームにいる時間が好きになって 朝シャン派になっちゃうかもね。

真っ白なモダンな外観と 障子が美しい和と洋が下り混ざる室内。

どこを切り取っても絵になって つい眺めてしまいそう。

そんなゆったりとした時間が流れるお部屋は なんと新宿のすぐ近く・東中野にあります。

駅ビルや商店街 飲食店も充実しているこの街で 素材や光を堪能するゆったりとした時間。 このギャップもまた 素敵ですよね。

文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。