子どもが産まれると 生活はすっかり子ども中心になる。 出かける場所も食べるものも インテリアの基準だって 「汚れないもの」になったりして。

そんなファミリー世帯に見てほしい 大人も子どもも遊べるお部屋 ご紹介します。

フットワークが軽くなりそうな 駅直結マンション。 この一室をファミリー向けに フルリノベしたそうです。

L字型の1LDK。 「芝生マウンテン」に「ハイハイグラウンド」…？ 気になるワードがたくさん！

まずはズバンと広い土間がお出迎え。 これだけ広ければ 子どもの三輪車やキックボードも 余裕で置けてしまいます。

靴は見せる収納です。 ワンアクションで取れるから 子どもの自立心も育ちそう。 ま、晴れの日に長靴選んだり するんだけどね。

こちらのカーテンの中も 収納できます。 ベビーカーやアウトドアグッズ 置き場にしてもいいし ラックを置いて DIYスペースにしてもいいな。

廊下を抜けるとLDK。 木の素材感が心地いい。 天井がすっごく高いのは ここが元々テナントだったから。

天井を抜くことで 開放的な空間になりました。 大人な雰囲気、好きだなぁ！

目に飛び込んでくるのは… あぁ！これが、芝生マウンテン！

登ったり、潜ったり 夢見たいな秘密基地。 ある時はお城になって 姫を守るヒーローに。 ある時はお家になって おままごとでお料理を。 子どもの想像力を掻き立てるような キッズスペースです。 いいなぁ、子どもの頃に戻りたい！

キッチンからはこの景色。 子どもが夢中になっている姿を 見守れます。

キッチンはオリジナル。 子どもがいると キャラクターものやカラフルなものが 増えるから ここは大人だけの落ち着く空間。

サイドには作り付けの食器棚。 ラフな木の素材感がたまらない！ 本格的なエスプレッソマシンを置いて 寝かしつけ後のご褒美時間を楽しみたい。

そしてなんと キッチンにはベビーガードが備え付け！ 木の素材で統一していれば 浮くことなくインテリアの一部になります。

芝生マウンテンの反対側には なにやら気になるゾーンが。

大きな窓の下にある その名も「ハイハイグラウンド」！ 床はふかふかのクッション素材。 赤ちゃんでも安心して遊ばせられます。

ときには上の子が ブロックや積み木に集中したいときのスペースにしたり ベビー布団を敷いてお昼寝スペースにしたり とっても重宝しそうです。

ハイハイグラウンドの奥にあるのは 広々としたサンルーム。 子どもを見守りながら サッと洗濯物を干せるの、いいよね。

リビングとサンルームの間は やんわりぼかす室内窓。 まさかここに洗濯物が干してあるなんて 言われなければ気が付きません。

芝生マウンテンの奥は テレビスペースです。 スポットライトがムーディーな雰囲気。 子どもは芝生で遊んで 大人たちはのんびり映画鑑賞 なんていう時間もいいですね。

リビングの奥には5帖の洋室。 先程までとは変わって コンクリート打ちっぱなしの大人な空間。 圧迫感が少ないローベッドを敷き詰めて 家族みんなで眠りましょう。

こちらはウォークインクローゼット。 高いポールには大人の洋服 低いポールには子どもの洋服を吊り下げて 朝はみんなでファッションショー。 片付けだって楽ちんです。

次は水回りを見てみましょう。

インテリアショップを切り取ったかのような おしゃれな洗面スペース！ 実験用シンクに マリンランプ ざっくりラフな木の素材の棚に キュートな白のブロックタイル。 作業スペースも広いから 子どもと並んで歯磨きだってできちゃいますよ。

追い焚き機能 浴室乾燥機付きの真っ白なバスルーム。 おもちゃをたくさん持ち込んで 泡風呂でもしようじゃないか。

そして最後にとっておき。 廊下にはカーテンが引いてあり…

なかには照明付きのフリースペースが！ 収納スペースとして使ってもいいけれど テレワークスペースや 趣味のスペースにするのはどうでしょう。 デスクとパソコンを置いたら 「父」「母」を忘れて自分時間。 子ども中心の生活だから 大人だけの空間があるとホッとします。

共用スペースにもキッズスペースがあって ご近所さんとお友だちになれちゃうかも。 雨の日だってへっちゃらです。

エレベーターまでの廊下は 段差がスロープになっていたり

エントランスには 宅配ボックスがついていたり… まさに、至れり尽くせりです。

なかなかお出かけをしづらいこの時代。 だからこそ 「大人も子どもも遊べるお部屋」を選ぶ。 そんな選択肢があっても いいのではないんでしょうか。

文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。