変わった形だったり アンバランスだったり ちょっぴり個性的な部屋を 自分色に染めてこそ 暮らしがいがあるってものだ。

玄関から 斜めに長く走る廊下に ワンルームの間取りの中で かなりの面積を占める サニタリールーム。 …の割に、かわいすぎるサイズの 洗面台かな？ 全貌が見たくてうずうずする。

間取り図通りの長い廊下は モルタルっぽい床が 居室との境界を 明確にしている。 壁にぺたぺた お気に入りの絵とか写真とか貼って ギャラリーみたいに仕上げたい。

玄関には 角っこを埋めるように 可動棚が付いている。 端っこの奥行きが狭いところは… 靴は無理そうだし 小さなサボテン達の 特等席にしてあげよう。

キッチンが、 インテリアみたいで気に入った。 レンジフードが 黒くてキューブ型なのも 存在感があって 部屋のポイントになっている。

背面には棚が2段。 ここにはスパイスとか コツコツ集めたファイヤーキングを ディスプレイしよう。 調理家電を置くために この棚と相性のいいラックを もう1つ用意してもいいかも。

リビングスペースは グレーとネイビーの間みたいな シックな色のアクセントクロス。 オープンラックには ハンガーパイプがついている。 いつも目に入るから シーズン毎のお気に入りの服を 数着並べたい。 脱いだスーツを 適当に掛けるだけにはしたくないな。

サニタリースペースに入ると 広さより先に 目が覚めるようなオレンジに 驚かされた。 全体的にインダストリアルな 内装だったのに こんなポップカラーが 隠れていたなんて…。 こういうの、大好物です。

うん、やっぱり かわいいコンパクトサイズだった。 でも、これだけ広い空間だし 洗面用具とかタオルとかは 洗面台に頼らなくても いくらでも置けそうだ。

ここにもハンガーパイプ付きの オープンラックが。 バスローブなんか 掛けるべきだろうか。 収納が少ない部屋なので 湿気対策をして ここをクローゼット代わりに するというのもありかも。

お風呂に窓があるのは ポイント高い。 換気扇を回すより 窓を開ける方が なんとなく気持ちが良くて 好きなんだ。

ワンルームという シンプルな間取りの中に目立つ 長い廊下や 広いサニタリールーム。 収納は全て 隠すことを許してくれない オープンラック。 そんな、ちょっぴり癖ある部屋も 好きなものを詰め込めば とっておきの自分の城になる。

個性的な部屋と自分が 少しずつ馴染んでゆくのが 日々のこの上ない楽しみなのだ。

文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。10年で8回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。