部屋自体がまるで
屋根裏みたいで惹かれます。
窓の外から見える
マンション群が
さらにこっそりこもれる
優越感を育んでくれる。

玄関ドアからこの部屋までは
この狭い階段を上がります。
一所懸命働いた後
今日一日の出来事を振り返りながら
トントントン…と
しみじみ階段を上がって

はあ、にっこりただいま。
ほっこり迎えてくれる
私だけの小空間はもうすぐそこ。

やっぱりあの窓がいいんだな。
街の雑踏が少しだけ
他人事になるというか。
いい距離に切り離してくれてる。

間取り図を見てみると
小空間が3カ所も。
そうそう、あの狭めの階段も
よかったよなぁ。
コンパクトだからこそ
かわいい工夫があって
楽しみがいがあるというもの。

何より天井が高いです。
だから閉塞感ないし
それにもっともっと
こもりたくなったら

このロフトへどうぞ。
しかもコンセント付き。
ライトもちゃんと付いてるし

小さい棚みたいなのもある。
収納でもいいけれど
お布団敷いてもいいかなあ。
奥行きもあって3.9帖あるし…。

この小部屋感をもっと楽しむなら
ソファも本棚もテレビも置いて。
窓が南西向きだから
きっと植物もぐんぐん育つぞ。
狭いながらも楽しい我が家を
構築するのだ。

写真では右側、
玄関土間から左側の
小上がりの先には

水回りとクローゼットが。
シンクは洗面台と一体化したつくり。

さらにドラム式洗濯乾燥機付き。
もうまるでコクピットのように
手を伸ばせばいろんなことが
一気にできちゃう。
何でも兼ねてゆくのです。

キッチンの左側は
玄関の階段上のスペースを生かして
オープンクローゼットになってたりね。
すごくよいアイデアですよね。
身支度は一気にこの場所で
済ませちゃえる。

いいなと思ったのが
キッチンのお隣の
スケスケバスルーム。
狭いからこそスケスケを生かす。
閉塞感が緩和されています。

トイレとバスタブの距離が
かなり親密ではありますが、
シャワーカーテンが付いているし
それに何よりも

この、なんとしても
バスタブをキープした心遣い。
「しっかり肩までつかって
身体の疲れ取ってくださいね」という
優しさをしんしんと感じるのです。
ありがたや、ありがたや…。

都会での暮らしは毎日、
とてもスピード感があって
刺激的ですが
その中に溶け込むように建つ
ほっと休める小空間を
持っていてもいいかもしれません。