いつか住みたい家の理想の形として ずっと心の中にある、平屋。 昨今、世間でも平屋物件は かなり人気のようです。 なんでこんなに惹かれるのだろう？ なぜ人気なんだろう？と考えてみるけれど 階段の昇り降りをしなくていい、とか そういうハード面での理由あれこれより、 目の行き届く広さで 地に足の着いた生活がしたい、とか シンプルにミニマルに暮らしたい、とか そういう願望を持った人が かなりいるのではないかなぁと。

単純に平屋の見た目がなんかかわいい、 ていうのもありますよね。 陽射しはたっぷりあった方がいい。 縁側も欲しいし ちょっとした庭もあったらいい。

古い建物は好き。 古い味わいあるものも大好き。 でも実際住むとなれば 出来れば、水回りとかキッチンは アップグレードしてくれてると 実はありがたいし…

ちょっとジメッとしてる壁や 虫が住み着いてそうな床は嫌だし… 本気で住むとなれば、ねぇ…？

なんて、わがままな方にご紹介したい こちら、こう見えて築９０年の古民家です。

こんなに大胆にドーンと 動きやすいキッチンにしてくれて！ 広々したカウンターでは 生地をこねたりの作業も 皿をいくつも並べての盛り付けも 難なく出来そう。

陽射しがたっぷり注ぐリビングは まるっとフローリングで気持ちよさそう。 和室の名残の書院障子は残されてて 昔の間取りにふと思いを馳せる。 あぁ、嬉しい縁側もある！ 何をしてても穏やかな空気が 流れていそうな良い空間。 平和な風景が思い浮かぶって、 すごく大事な要素。 奥に見える洋室は北側だけど

白い壁と天窓のおかげでとても明るい。 そのまま残された焦げ茶の梁が アクセントにもなってて 真っ白ピカピカすぎると ソワソワしてしまう気持ちを ふっと緩めてくれる。 朝の目覚め、気持ちいいだろうなぁ。 眠れない夜に 段々薄青くなっていく空の色を ただただ眺めているのも それはそれで乙な気もする。

水回りもこれはこれは素敵な感じに リノベーションしてくれて…。 掃除しやすそうな床に 洗面台のタイルにカクカクシンクも、 丸い鏡も、その下の小棚も、 ああもう、ばっちりです！ ありがとうございます。 奥に見える浴室も 窓からさんさんと入る陽が気持ちよさそうで 朝風呂したくなっちゃうな。

もうひとつリビングに面した 洋室は波ガラスの扉で仕切られて

レトロな味わいがたまらない。

少し変則的な形だけれど ちょっとしたワークスペースには ぴったりな広さかも。

奥のドアは縁側に繋がっているから あーちょっと休憩、ってなったら そこから縁側へGO。

ばっちり南向きの日当たり良好な軒先は ちょっと整えて、手を入れて 自分だけの愛すべき庭にしたい。 フェンス前に、実のなる木でも植えようか。 春を告げる梅や桜もいいし、 秋に紅葉を楽しむのもいいなぁ…。 そう、地に足のついた生活というのは 地面が近くて、風や光を直に感じて、 季節の移り変わりにすぐ気付けるような。 そんな暮らしがしたいんだ。 どこにいても仕事はできる、 そんなことが分かってきた最近だから 自分がのびのびご機嫌で 程よくゆるく楽しく過ごせることを 優先順位一位にしていきたいなって思うんだよね。