Close

大正ロマンに心が弾む、3億円の洋館

3億円、3億円。 さんおくえん。 クラクラしてしまう ワイルドな価格ですが、 確かにそれくらいは するでしょうなぁと 納得できる洋館です。

物件が建てられたのは むかしむかしの大正2年。 築108年の豪邸です。 とある富豪の自邸として 建てられたそうですよ。 どんな方が住んでいたのかな、 考えるだけでワクワクします。

物件は山のほとり。 圧倒的な存在感だ…! 「どちらにお住まい?」と ご近所さんに聞かれたら、 「山にある、あの家です」と 伝えるだけでじゅうぶん わかってもらえそうです。 「ああ!あそこのお屋敷!」って。
あぁ、すごい…! 部屋がいくつあるか 数えるだけでもたいへんだ。 ひいふうみい、 まだまだあるぞと 胸がソワソワ高鳴ります。

正面は洋館で、 裏側は和風の平屋。 どうせなら和と洋 どちらも作ってしまおうと、 豪快に考えたのでしょうか。 かっこいいなぁ、あっぱれ。

玄関はくるくると 踊りながら入ってきても まったく気にならない広さ。 靴を脱ぐか、脱がないか。 お家に招いてもらったら ためらってしまいそうです。

海外風に靴のまま 生活してもよさそうだけど、 やっぱり生活の中で 足を開放したくなるのかな。

こちらは1階のメイン洋室。 現在はデイサービスとして 利用されているそうです。

どっしりした革張りの 大きなソファを置いて、 豊かな音楽を流しながら リッチに過ごしてみたいなぁ。 お客さまもお通ししやすい 1階のお部屋なので、 応接間として使うのもいいかも。

ふと見上げれば、 モールディングが華やかな うるわしい天井と照明。 いつの間にか豪華絢爛な 美術館に来たのかな?と 錯覚しそうになります。
2階の洋室は年季の入った ヘリンボーンの床が美しい。 「富豪の自邸」と聞いて ちょっぴりゴテゴテの お部屋を思い浮かべましたが、 とっても品のいい華やかさです。 勝手に想像してごめんなさい。
山のほとりにあるので、 窓からたっぷりの 木々が見えるのもすてき。 街の喧騒を気にせず、 自分のペースでゆったりと 過ごせるでしょうね。

2階からは、 ふたつの洋室から バルコニーに出られます。 ではでは、どうぞ。

じゃん!神戸の街を 一望できる圧巻の眺望。 はぁ~~~すごい! ホカホカのお風呂上りに バスローブをまとって、 ワインを片手にここで フハハハハと笑いたい。 そういうの、一度くらい やってみたくないですか。
ところどころ補修が 必要になるかと思うので、 「3億円+修繕費? はいはいオッケー」と 懐が痛まない方にぜひとも 見つけていただきたいです。 あぁ、お招きされたいなぁ。 この洋館で日常を送る、 どんな気持ちになるのでしょうか。
2階の廊下は、 ここにもうひとり 住むこともできそうな ドーンとした広さ。 コンパクトなワンルームと 同じくらい広い気がするぞ。 お住まいになる方全員が 廊下ですれ違っても、 窮屈さを感じなさそうです。
もちろんペット可なので、 もふもふの毛並みの ワンちゃんと楽しく 一緒に暮らすもよし。 気まぐれなネコちゃんを 愛でる日々を選ぶのもよし。

ネコちゃんを抱きながら 階段をゆっくりおりて、 訪れた客人に「やぁやぁやぁ」と やわらかく微笑むやつ、 アニメや漫画でよく見るやつ。 あれやってみたいですね。

洋館でお腹いっぱいの方も いるかと思いますが、 まだまだあるのです! ここからは和風平屋のターン。 もはや別の住宅では…と びっくりしてしまいますね。
洋と和の接合部は こんな感じになっています。 右が洋で、左が和。 その日の気分によって どちらで過ごすか 決めたくなっちゃうな。
先ほどまでの 洋の雰囲気とは ガラリと変わって、 趣のある和のお庭。 もみじが植えられているので、 きっと紅葉の時期は圧巻の姿を 見せてくれると思います。
こちらは大広間。 どんな使い方を していたのかなぁ。 どんちゃんと宴会を 開催したりしたのかな。
さぞおいしいものが 振る舞われたんだろうな。 なかなか難しいご時世ですが、 安心して集まれるようになったら ここでワイワイはしゃぎたいです。
広間の縁側からも、 お庭を挟んで 神戸の街を一望できます。 沈みゆく太陽を眺めながら、 しっとりと過ごすのもいいなぁ。 鮮やかに色づいた紅葉と 夕日の組み合わせは、 涙ぐむほど美しいでしょうね。
荷物が増えてたいへんだ、 置き場所がない困ったな。 そんなときはこちらにどうぞ、 たっぷり収納できる 頼もしい蔵でございます。 トントンと階段をのぼると…
立派な梁のある蔵が! 大正時代の空気を そのまま閉じ込めたよう。 ここに置かれたものすべて、 価値のある名品に 見えてくる気がします。 お子さまがいるご家庭なら、 かくれんぼのお決まりは この蔵になりそうだな。
裏から見た蔵も それはそれは立派です。 中身を絶対に守るぜと 言ってくれているみたい。 たくさんの歴史を刻んだ 古きよき建物の威厳を、 ヒリヒリと感じます。
ちなみに洋館の 裏側はこんな感じ。 右側にちらりと 平屋の瓦屋根が見えますね。 和と洋が手を取り合って、 しっくりと馴染んでいます。
場所は兵庫県「岡本駅」。 お値段、3億円。広さ、395㎡。 「ひょうごの近代住宅100選」 にも選定されているそうです。

価値を語ることも 恐れ多い気持ちになりますが、 きっと住み続けたら 圧巻の洋館も和風平屋も、 日常にゆっくりと 溶け込んでいくんでしょうね。

大正2年から令和まで、 この地を見続けてきた 歴史的価値のある物件。 心が震えた方が いらっしゃったら、 ぜひ現地で本物の空気感を 肌で感じてくださいませ!

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。1991年生まれ。漫画と水遊びとおもちが好きです。主にツイッターにいます。 @kmn_nana

引越しお祝い
  • UNKNOWN KYOTO