昭和時代に建てられた
レトロ風味の一軒家。

どんな内装が広がるのでしょう。
古い佇まいでも
扉を開けたらあらオシャレ！
というような
物件もよく見かけますね。

このお家もそう。
あらオシャレ！ですが、
そこかしこにほんのりと残る
懐かしいかおり。
格子の建具とか、
奥に伸びる玄関ホールとか。
スケルトン階段で
圧迫感がないのがいい。

用途によってきっちりと
部屋を分けた
つくりも好きです。
幸せをはぐくんできた間取り。

すみずみまでリノベしつつも
いい具合に残ったかつての面影。
絶妙。

キッチンは頼りがいある
どっしりタイプ。
窓だって大きいです。
なんといっても
淡いグレーがチャーミング。

そうそう、ぽってり赤い
鍋にやかんを用意したら
いい差し色になりそう。

そしてなによりこの、
いかにも食堂という
空間があるのが
ほのぼのするのです。
食卓を囲んでワイワイ、という
光景が目に浮かぶ。

2階は洋室がゆったりふたつ。
型板ガラスはそのままかな。
どんなかわいい柄なんだろ。

で、押し入れの横は
こんな風にくぼみを生かして
ワークスペースという。
これ、いいですよね。
空間を無駄なく使えるし
広い部屋にここだけこっそりしていて
集中できそうなつくりだし。

寝室のふすまも部屋に合わせて
きちんとおめかしされています。
ペンダントライトがかわいい。
柔らかい照明に包まれて
きっとぐーぐー眠れる。
静かな夜が想像できる。

お手洗いとお風呂は1階に。
とてもプレーンだけれど
だからこそ安心感がある。

洗面スペースも清潔でさわやか。
慌ただしい朝も
やさしく迎えてくれるでしょう。

ふふふ、水色とピンクの
組み合わせって
淡✕淡でとても好き。
かわいい色に囲まれて
バスタイムもほくほく。

家に愛着を持ったオーナーさんが
リノベしたのでしょうね。
そこかしこに残るやさしい匂い。
レトロっぽくもあり、
イマドキのテイストを
さらに重ねて厚みを増した感じ。
きっと安寧な日々が淡々と。
そんな予感にあふれる一軒家。