ワクワクする秘密基地のような、 悪だくみをするアジトのような。 クールな世界観が ビシッと確立されていて、 おぉ…と感動してしまいました。 この一枚のお写真だけでも、 グッと心が惹きつけられる。

お部屋は改装済み。 もともとは2DKでしたが、 すっぱりと仕切りをなくして L型のひとつの空間に。

気になる「ロフト」の 文字も見つけてしまいました。 ワクワクだ、どんなロフトだろ。 まずはメインのお部屋から、 ゆっくり見ていこうかな。

あぁ、やっぱりピリリと しびれるかっこよさです…。 アンダーグラウンド感のある ダークなコンクリート壁に、 古材調のフロアタイル。

天井を走るブラックの ライティングレールに、 あえて隠されていない むき出しの電気の配管。

無骨な空間かと思いきや、 すべてのパーツが揃わないと この息をのむかっこよさは 生まれない気がします。 こだわりがたっぷり 詰まったお部屋なんだな。

L型をひとつの空間として 使ってもいいですが、 布をかけてゆる～く 仕切ることもできますよ。

ね、こんな感じで。 布がぶら下がっているの、 お写真からわかるかな。 シャッと布を広げれば、 こじんまりしたホッと 落ち着く空間に。 狭いところがお好きな方は、 きっと居心地がいいと思います。

先ほどからチラチラと 見えているハシゴの先が、 期待高まるロフトです。 ではでは…

ううう、またまた アンダーグラウンド感…！ 秘密や危険が山ほど 詰まっていそうな空間に、 心臓がドキドキはねます。 お部屋の中なんだから、 安全なのはわかっていますが…。

高さはあまりないので 荷物置きがよさそうですが、 たまにここで眠るのもいいなぁ。 ヒーローから逃げる 悪役キャラの気持ちになって、 ごろんと寝転がりながら しめしめと笑ったりしたい。

洋服やよく使うものたちは、 このオープン収納にどうぞ。 壁のくぼみを無駄にせず 収納に活用するなんて、 ピンときた人はかしこいなぁ。

それとも収納にするために、 あえてくぼみを作ったのかな。 どちらにしろお部屋の 雰囲気にぴったりの収納で、 ありがたいことです。

バルコニーはドーンと広い！ ごろんと寝っ転がれそうです。 落ち着いたカラーで お部屋が統一されているのに まったく重苦しくないのは、 窓からしっかり光が 入ってきてくれるからかな。

キッチンの正面にも 横長の窓があって、 開放的な気分で料理ができる。 ステンレスにキラキラ 光が反射してきれいだなぁ。

スマートなキッチンも もちろんすてきだけれど、 おっ！と思ったのは 窓の上に備え付けられた棚。

ちょっとしたものを置ける 棚があるとないとじゃ、 キッチンの使い勝手が違うのです。 細々したものをカゴに入れて、 そっと置いておきたいな。 ふりかけとか、お茶漬けの素とか、 けっこう散らばるんですもの。

キッチンの一部には、 お部屋のセンスをさらに グッと高めてくれる 夜の闇のようなタイルが。 はぁ、うっとりしちゃいます。

サニタリーも手を抜かず、 おしゃれに仕上がっていますよ。 すべて新品なのでピカピカ。 洗面所のまるい鏡が、 ちょっとしたかわいさを プラスしてくれています。

玄関からお部屋が 丸見えにならないように、 さりげなくガラスで目隠し。 コンクリートの壁につい 目を奪われてしまいましたが、 ツートンにペイントされた おしゃれな壁もグーです。

シューズラックは オープンなタイプなので、 毎日見ても気分が上がる お気に入りだけを残したいな。 1段目は靴じゃなくて、 小物を置くスペースにしても しっくりくる気がします。 鍵とか、鏡とか、時計とか。

今回のお部屋は、 奥に見える茶色の建物。 場所は京都市「東山駅」。 外観だけパッと見たら、 中身のワイルドさは ぜんぜん想像つかないな。

危険な秘密を抱えている、 アジトのようなドキドキ感。 まるで映画の中に出てきそうな、 非日常を感じられるお部屋でした。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。1991年生まれ。漫画と水遊びとおもちが好きです。主にツイッターにいます。 @kmn_nana