トゥーゲントハット邸の 緑あふれるサンルームを見て以来 自宅にはあんな場所を必ず設けたいと 思っておりました。 ミースのそれには水盤があったり 植栽桝があったりするのですが 要素が削ぎ落とされた こちらのサンルームもまた良い。

陽光が枝葉にあたり 床に木漏れ日を落とす。 植物は夏には直射日光を遮断し 冬は暖かな空気をとどめてくれる。

床は室内の素材とは切り替わり 外界との緩衝地帯を作る。 この切り替わりは サッシの素材にも反映されていて 内側の木サッシで 外側は黒のアルミ？かな。

タイルとフローリング、 工業部材と自然素材、 コントラストが良いですね。 トゥーゲントハット邸も確か 室内がリノリウム サンルームを大理石とすることで 屋外と半屋外という空間を 分けていました。

こちらのお部屋は ワンルームながらカーテンがあって さらに仕切れる。

カーテンは梁までなので、 仕切っていても サンルームを通して 部屋がつながっている。

カーテンのファブリックな質感が いい意味でお部屋から浮いている。 こうやって新しいバランス感覚が 生まれて、定着していくんだろうな。

コンロはIHの2くちで 水回りもゆったりめ。 少し余裕のある人のための ワンルームという印象です。

すっきりしているけど、 少し味気ない感じもするキッチン。 あなたの持ち物で 少し花を添えてあげたい。

水回りも同様に 自分の色を付け加える余地がある。 例えば、小さな窓にも カーテンレールが付いている。 どんなカーテンをつけるのか はたまた付けないのか。

昼間にサンルームで日光浴をして 夜もしっかり湯船に浸かれるなんて。

玄関ドア、半透明なの良いな。 自然と明るいし スペースも広めだから 使い勝手も良さそう。

お部屋に入った瞬間から サンルームが目に入る幸せ。

こ、これは…同じくミース設計の レイクショアドライブアパートメント に似ている…！ ひょっとしたらオマージュかもしれませんね。

それはそうと、 お部屋どころか 町からも自分のサンルームが見えます。 まずはあなたの部屋を 緑でいっぱいにして それを真似するように 周りの部屋に伝染していったり しなかったり…。