はい、もう最高。
この1枚だけでもう、心鷲掴み。
窓は口ほどにものを言うって
言いますが（言いません）
この窓辺だけで、
このおうちが
どれだけ素晴らしいかが
ビシビシ伝わってきます。

サッシは新しくしてるようですが
門構え、竹垣、周りの植栽、
とても美しく整った
純和風な家屋。

思わず、ただいま、って
言いたくなる玄関。
いっぱい靴が並んでるのが似合う。
おばあちゃんちだったら、
ポイポイっと靴脱ぎ捨てて
台所に向かっちゃうな。

ゆったりした敷地に、
ゆったりした建物。
大きく「広縁」の文字。
うん、そこ、大事よね！
変わった間取だな、と思ったら
キッチン周りは増築した部分みたいです。

ここがメインの和室です、ご立派！
凛とした気分になると同時に

どこかホッとしてしまう、
畳の部屋の包容力。

部屋をぐるり囲む広縁が、
あぁ、素晴らしい。
この角度で見ると
ため息ものです。
こっくり深い焦げ茶色の木枠、
艶のある床。
庭の緑も鮮やかに見える。
向こうに見えるマンションとの
ギャップというか、
異世界感がすごい。

この贅沢なガラス戸の面積よ…！
いつも美しくあってほしいから
ガラスの拭き掃除も
床の拭き掃除も、頑張れそう。

上を見上げると、
ここにも建造美が詰まってる
上部もガラスになっているの、素敵。
このおうち、オーナー様が
建物にあった木材を探しては直し、
を繰り返し、丁寧に丁寧に
修繕してこられたそう。

旅館かしら？
と思ってしまうようなこの眺め。
高台ということもあり、
空が広く、日当たりも抜群。
ここに座椅子でも置いて
ぼんやり外を眺めてるるだけで
心が凪いで豊かな気持ちになれそう…

今はベッドルームとして
使われている洋室は
収納も充実！
廊下を隔てて向こうは裏庭で
日差しも穏やかに入ります。
洗濯物はそこに干すのかな。

水回りはかなりゆったり、
親子で着替えたり
並んで歯磨きしても余裕ですね。
古民家は水回りが小さめだったり
寒そうなイメージがあるので
このアップデートはありがたい。

ダイニングには古材を使ったドアがあったり
所々に、こだわりが。
古いものと新しいものを、
柔軟に組み合わせ、
住み心地の良さを
追求されてきたんだろうなぁ。

庭も、庭師さんが年に数回お手入れを
していたそうで、
どれだけ大事にされてきたかが伺えます。

少しゆらぎのある透明な古いガラスに
焦げ茶の窓枠、
緑に赤い実の組み合わせ、
最高…！て思うんですよね…！
慈しんで住まわれると
建物も植物も、
こんなにもイキイキとするんだなぁ、と
感動してしまいました。

ここ、場所は横浜の野毛山。
歩いてすぐの公園からは
みなとみらい方面など、
横浜を一望できる眺め。
近くの野毛山動物園は、
入園無料な上に
のどかで、すごくオススメスポットです。
横浜自体、古いものと新しいものが
混じり合った魅力的な町ですが、
そこを見下ろす場所に

こんな素敵な古民家があるなんて。
オーナーさんの家と町への愛が
ギュッと詰まっているのを
垣間見た気がします。
我が子を愛するように
手塩にかけてきたこのおうちが、
大事に受け継がれ
住まわれて欲しいなぁ、と
心から思うのでした。